hreflangタグ チェッカー

HTMLのに記述したhreflangタグを貼り付けるだけで、x-defaultの有無・自己参照の欠落・言語コードの妥当性・重複宣言といった多言語サイト運営でよくある設定ミスを自動検出できる検証ツールです。国際SEO対策のセルフチェックに。

多言語サイトのhreflangを検証する

hreflang は「このページには他の言語版がある」と検索エンジンへ伝えるための指定です。このツールは `` に書いた `` を貼り付けるだけで、`x-default` の有無・自己参照の欠落・言語コードの誤り・重複した宣言といった、多言語サイトでよくある設定ミスを洗い出します。

**hreflang でいちばん誤解されやすいのが、相互に指し合っていなければ無効になるという点です。** 日本語ページが英語ページを指していても、**英語ページの側が日本語ページを指し返していなければ、その宣言は無視されます。** 自分自身を指す自己参照も必要で、これが欠けているセットもまた無効になります。もう一つ多いのが言語コードの誤りで、`hreflang` の値は ISO 639-1 の言語コードが先、任意で ISO 3166-1 の地域コードが後という決まりです。**イギリス向けを `en-UK` と書くのは誤りで、正しくは `en-GB`** です。地域コードだけを単独で書くのも間違いで、たとえば `uk` は英国ではなくウクライナ語を意味します。

使い方

  1. hreflangタグを含むHTMLを貼り付ける `` の中身をそのまま入れてかまいません。
  2. 検証対象ページのURLを入れる(任意) **入れておくと自己参照の有無もあわせて確認できます。**
  3. 指摘された項目を読む 言語コードの誤り・重複・`x-default` の欠落が示されます。
  4. 相手側のページも同じように確認する **相互参照は片側だけでは成立しません。** 対になるページでも同じ検証をしてください。

使いこなすためのヒント

  • hreflangタグは相互参照が基本です。このツールは1ページ分の貼り付けから「自己参照の有無」のみを検証するため、実際の運用では全言語ページ間の相互リンクもあわせて確認してください。
  • 言語コードのチェックは主要な約40言語・50地域コードに限定した簡易判定です。マイナーな言語や地域を使う場合は、公式のISO 639-1・ISO 3166-1一覧と照合してください。
  • Google Search Consoleの「インターナショナルターゲティング」レポートでは、実際にクロールされたhreflangタグのエラーを確認できます。このツールでの事前チェックと併用すると安心です。
  • sitemap.xmlの要素でhreflangを指定する運用の場合は、この検証ツールの前にリンク部分だけを抜き出して貼り付けてください。
  • x-defaultは必須ではありませんが、言語別ページを持たないトップページや多言語未対応の国からのアクセスの受け皿として設定しておくと安全です。

活用シーン

多言語サイトを立ち上げる

公開前に宣言が揃っているかを確かめられます。

言語を1つ追加する

**既存の全ページにも新しい言語への行を足す必要があり、抜けが起きやすい作業です。**

検索結果の言語が合わない原因を探る

意図しない言語版が表示される場合、hreflang の不備が疑われます。

テンプレートの出力を点検する

自動生成した宣言が、ページごとに正しく変わっているかを確かめられます。

hreflangの用語

hreflang
そのURLがどの言語・地域向けかを示す属性です。**値は言語コードが先、地域コードは任意で後に続きます。**
自己参照
そのページ自身を指す hreflang の行です。**これが無いとセット全体が無効になります。**
相互参照
互いに指し合っている状態です。**片方向だけの宣言は検索エンジンに無視されます。**
x-default
どの言語にも当てはまらない利用者に見せるページを指定します。言語選択ページや既定の言語版を充てます。
ISO 639-1
`ja`・`en`・`zh` のような2文字の言語コードの規格です。
ISO 3166-1
`JP`・`GB`・`US` のような2文字の国・地域コードの規格です。**英国は `UK` ではなく `GB` です。**

よくある質問

同じ内容の言語・地域違いのページが複数存在する場合にのみ必要です。単一言語でしか展開していないサイトや、言語ごとに内容が大きく異なるページには不要です。多言語対応しているページに限定して設定してください。

どのhreflangにも一致しないユーザー(例: ブラウザの言語設定がスペイン語で、対応する言語版が無い場合)に表示するデフォルトページを示す特別な値です。必須ではありませんが、言語選択画面やもっとも汎用的な言語(多くは英語)のページに設定するのが一般的です。

あるページのhreflangタグ群の中に、そのページ自身を指すエントリも含めることです。例えば日本語ページには英語版・中国語版へのリンクだけでなく、自分自身(日本語版)を指すhreflang="ja"のエントリも必要というのがGoogle公式ガイドラインの要件です。

問題ありません。むしろ多言語サイトでは、各言語ページが自分自身を指すcanonicalタグ(他言語版を指すものではない)と、全言語版を列挙するhreflangタグの両方を設定するのが標準的な組み合わせです。

hreflang自体は検索順位を直接押し上げる要素ではありません。ただし正しいユーザーに正しい言語のページを表示させることでクリック率や滞在時間の改善が期待でき、間接的に評価へつながる可能性があります。
ツールくん

余談ですが ― hreflangが「効かない」と言われがちな理由

hreflang属性は2011年にGoogleが提唱したアノテーションで、同じ内容の異なる言語・地域版ページが複数存在する場合に、検索エンジンへ「どの言語・地域のユーザーにどのURLを見せるべきか」を伝えるためのシグナルです。canonicalタグのような正規化とは異なり、hreflangは複数のURLを対等な兄弟ページとして扱う点が特徴で、正しく設定できていれば日本語で検索したユーザーには日本語ページ、英語で検索したユーザーには英語ページが優先的に検索結果へ表示されるようになります。

ただしhreflangは他の多くのSEO施策と異なり、設定ミスがあっても表示上のエラーにならず、検索結果に反映されないという形でしか失敗が現れません。相互参照の欠落・自己参照の欠落・言語コードの誤記といった不備は、ブラウザで見た目上は何の問題もないため、Search Consoleのレポートを能動的に確認しない限り気づきにくいという厄介な性質を持っています。

このサイト自身も8言語でコンテンツを配信する多言語サイトであり、各ページ間のhreflang整合性を保つことは検索流入を左右する重要な要素です。ページ数が増えるほど手作業でのタグ管理は破綻しやすくなるため、こうしたツールで機械的にチェックする工程を公開前のフローに組み込んでおくことが、地道ながら効果的な国際SEO対策になります。