ドット抜けチェック|デッドピクセルテスト(無料・全画面)
モニターのドット抜け(デッドピクセル・輝点・滅点・色抜け)を無料でチェックできるツールです。黒・白・赤・緑・青の単色パネルを全画面表示し、周囲と異なる色の点がないか目視で確認できます。中古ディスプレイの購入前チェック・新品モニターの初期不良確認に。登録不要、インストール不要でブラウザだけで完結します。
ドット抜けチェックとは
ドット抜けチェックは、液晶・有機ELディスプレイの画面上に「常に光ったまま、または常に消えたままになっているピクセル(ドット抜け・デッドピクセル)」がないかを、単色パネルを全画面表示して目視で確認するツールです。黒一色の画面で光る点があれば「輝点」、白一色の画面で暗い点があれば「滅点」、赤・緑・青のいずれかの単色画面で他の色に見える点があれば「色抜け(サブピクセルの一部だけが故障している状態)」と判断できます。
ドット抜けは製造工程で一定確率で発生し、多くのメーカーは「1画面あたり数個までは仕様の範囲内」と定めていますが、購入直後であれば無償交換の対象になることがあります。中古ディスプレイ・ノートPCの購入前チェック、新品モニターの開封直後の初期不良確認に活用してください。
ドット抜けチェックの使い方
- 部屋を適度に暗くする 明るすぎる環境では輝点・色抜けが見えにくいため、可能であれば照明を落としてから確認してください。
- 黒を選んで輝点を確認する 画面全体が黒一色になります。白や色のついた点が見えないか、画面全体をゆっくり見渡してください。
- 白を選んで滅点を確認する 画面全体が白一色になります。黒や暗い色の点が見えないか確認してください。
- 赤・緑・青を順に確認する それぞれの単色画面で、他の色が混じって見える点(色抜け)がないか確認してください。
- 気になる点が見つかったら位置を記録する 画面の端からの距離などをメモしておくと、メーカーサポートへの問い合わせや返品交換の際にスムーズです。
使いこなすためのヒント
- ドット抜けは画面に対して真正面から見たときが最も見つけやすいです。斜めから見ると反射や視野角の影響で見逃しやすくなります。
- 輝点(常時点灯)は黒背景で、滅点(常時消灯)は白背景で最も目立ちます。片方の色だけで確認を終えず、必ず両方を確認してください。
- 色抜け(赤・緑・青のサブピクセル単位の故障)は、単色パネルではなく複数の色を切り替えて初めて気づくことも多いため、5色すべてを一通り確認することをおすすめします。
- ノートPCやモニターの購入直後は、メーカーの初期不良対応期間(多くは購入後1週間〜1か月程度)が過ぎる前にチェックすることが重要です。
- スマートフォンのカメラで画面を接写し、拡大して確認すると肉眼より見つけやすい場合があります。
こんなときに使えます
新品モニター・ノートPCの開封直後チェック
購入直後にこのツールで全画面テストを行い、初期不良によるドット抜けがないかを早期に確認できます。
中古ディスプレイ・ジャンク品の購入前確認
フリマアプリや中古販売店での購入前に実機で試すことで、ドット抜けの有無を自分の目で確認してから判断できます。
返品・交換の判断材料
メーカーの許容基準(ドット抜け画素数の上限)と照らし合わせ、交換対象になるかどうかを確認する際の一次チェックに使えます。
中古スマートフォン・タブレットの画面確認
ブラウザが動作する端末であれば、スマートフォンやタブレットの画面チェックにも同じ手順で利用できます。
定期的な自己所有ディスプレイの健康チェック
長期間使用しているモニターで新たにドット抜けが発生していないか、定期的に確認する用途にも使えます。
ドット抜けに関する用語
- ドット抜け(デッドピクセル)
- ディスプレイ上の1画素(またはサブピクセル)が正常に発光・変化しなくなり、常に同じ色・明るさのまま固定されてしまう不具合の総称。
- 輝点
- 本来消灯しているべき場面(黒背景など)でも常に光ったままになっているドット抜け。多くの場合、赤・緑・青いずれかのサブピクセルが常時点灯している状態です。
- 滅点
- 本来点灯しているべき場面(白背景など)でも常に暗いままになっているドット抜け。サブピクセルへの電力供給が絶たれている状態と考えられます。
- サブピクセル
- 1つの画素(ピクセル)を構成する赤・緑・青の3つの発光素子。3色の明るさの組み合わせであらゆる色を表現しており、このうち1つだけが故障すると色抜けとして現れます。
- 色抜け
- 赤・緑・青のサブピクセルのうち一部だけが正常に動作しないために、本来の色とは異なる色に見えてしまう現象。
- ドット抜け保証
- メーカーやショップが独自に設定する、規定数以上のドット抜けが発生した場合に無償交換・返金に応じる保証制度。ISO 13406-2等の一般的な許容基準より厳しい基準を設けていることが多いです。
- ISO 13406-2
- ディスプレイの画素欠陥(ドット抜け)の許容数を4段階のクラスに分けて定義していた国際規格。現在は後継規格に置き換えられていますが、業界の目安として引用されることがあります。
よくある質問
余談ですが ― なぜ「1画素の故障」がずっと許容され続けているのか
液晶ディスプレイは、フルHDでも約207万個、4Kになると約830万個ものサブピクセルを1枚のガラス基板上に配線して作られています。製造工程では、この数百万〜数千万個の微細な回路すべてを歩留まりよく完璧に作り上げることは技術的に極めて難しく、統計的に一定割合の画素欠陥が発生してしまいます。この現実を踏まえ、業界では古くから「一定数までのドット抜けは不良品ではなく仕様の範囲内」とする基準が設けられてきました。
代表的なものが、かつて国際規格として広く参照されていたISO 13406-2です。この規格はディスプレイの画素欠陥を輝点・滅点などのタイプ別に分類し、画面サイズに応じて許容される欠陥数を4段階のクラスに分けて定義していました。多くのメーカーは自社製品を「クラスII」相当として扱い、数個程度のドット抜けであれば保証対象外とする根拠にしていました。
一方で、この基準は消費者にとって必ずしも納得しやすいものではありませんでした。数万円から数十万円する製品に、購入直後から直らない欠陥があっても「規格上は正常」とされることへの不満は根強く、家電量販店やメーカーの中には、独自に「1画素でも見つかれば交換」という、規格より厳しい保証を差別化ポイントとして打ち出すところも現れました。
現在ではISO 13406-2自体は後継規格に置き換えられていますが、「画素欠陥はゼロにはできない」という製造上の制約自体は今も変わっていません。有機ELや高精細パネルが普及した現在でも、購入直後のドット抜けチェックは、目に見えない技術的な妥協点と消費者の期待とのギャップを、自分の目で確かめるための実用的な手段であり続けています。