証明写真をWebカメラで撮影|パスポート・マイナンバー対応
Webカメラで撮るだけで、パスポート・マイナンバー・履歴書・運転免許証など複数サイズの証明写真を一度に作成。顔位置ガイド・背景色の差し替え・L判への面付けに対応し、コンビニで数十円で印刷できます。画像はサーバーに送信されません。
証明写真のサイズ一覧
用途によって必要なサイズが異なります。このツールは以下の規格に対応しており、1回の撮影から必要なものをまとめて出力できます。
| 用途 | サイズ(横×縦) | 顔の大きさ(頭頂〜あご/頭上の余白) | 根拠 |
|---|---|---|---|
| パスポート | 35 × 45mm | 34mm(32〜36mm)/ 4mm(2〜6mm) | 外務省の旅券用写真規格。ふちなし・無背景(影を含む)・申請日から6か月以内 |
| マイナンバーカード | 35 × 45mm | パスポートと同じ配置を採用(慣用値) | 寸法は公式規格。正面・無帽・無背景・6か月以内。顔の大きさの明文規定はない |
| 履歴書・一般 | 30 × 40mm | 26mm(24〜28mm)/ 4mm(3〜6mm)(慣用値) | 就職活動・資格試験などで最も一般的なサイズ |
| 運転免許証 | 24 × 30mm | 20mm(18〜22mm)/ 3mm(2〜4mm)(慣用値) | 寸法は公式規格。無帽・正面・上三分身・無背景・6か月以内 |
| 米国ビザ | 51 × 51mm | 30mm(25〜35mm)/ 8mm(6〜12mm) | 米国国務省の規格(2×2インチの正方形。頭部が写真高さの50〜69%) |
「慣用値」と記した数値は、寸法は定まっているものの顔の大きさまでは公的に規定されていないため、一般的な運用に合わせた目安です。提出先が独自の基準を示している場合はそちらを優先してください。
撮影した写真を印刷する方法
データを作っただけでは提出できません。証明写真は「写真専用紙に原寸で印刷したもの」が求められます。費用と手間の異なる3つの方法を、手順つきで説明します。いずれの方法でも、このツールの「L判に並べて印刷する」で作ったシートを1枚印刷するだけで複数枚が手に入ります。
方法1:コンビニのマルチコピー機で印刷する(最も手軽)
思い立ってから30分で手に入る、いちばん現実的な方法です。写真専用紙にプリントされるため、提出用としての質も十分です。
- このツールの「L判に並べて印刷する」でシート画像をダウンロードします。
- コンビニ各社のプリントサービスに画像を登録します(セブン-イレブンは「かんたんnetprint」、ファミリーマート・ローソンは「PrintSmash」または「ネットワークプリント」)。スマートフォンのアプリから登録できます。
- 店舗のマルチコピー機で「写真プリント」を選び、用紙サイズに「L判」を指定します。普通紙の「文書プリント」を選ばないよう注意してください。
- 登録した画像を選び、フチなしでプリントします。
- カッターと定規で、印刷された切り取り線に沿って切り分けます。
| 費用の目安 | L判1枚あたり30〜40円程度(2026年7月時点)。パスポートサイズなら1枚のL判から3枚ぶん取れます |
|---|---|
| 注意点 | 「写真プリント」ではなく「文書プリント」を選ぶと普通紙に印刷され、提出できません。また、拡大縮小の設定がある場合は必ず原寸(100%)にしてください。数ミリの縮小でも規格の寸法から外れます |
方法2:自宅のプリンタで印刷する
写真用紙のストックがあるなら最短で仕上がります。ただしプリンタの設定を誤ると寸法が狂いやすいため、印刷設定の確認が重要です。
- シート画像をダウンロードし、L判(127×89mm)の写真専用紙を用意します。普通紙は表面が荒く、証明写真としては受理されないことがあります。
- 画像を開き、印刷設定で用紙サイズを「L判」、用紙種類を「写真用紙(光沢)」に設定します。
- 「フチなし」を有効にし、拡大縮小は「なし(100%)」を選びます。「用紙に合わせる」「フィット」は選ばないでください。
- 試し刷りをして、定規で写真の寸法(パスポートなら35×45mm)を測り、合っていることを確認します。
- 本番を印刷し、切り取り線に沿って切り分けます。
| 費用の目安 | 写真用紙とインク代で1枚あたり10〜30円程度 |
|---|---|
| 注意点 | 家庭用プリンタは「フチなし印刷」で数%拡大する機種があります。試し刷りで実寸を必ず測ってください。ズレる場合はプリンタ設定の「フチなしはみ出し量」を最小にすると改善します |
方法3:ネットプリント・写真店に注文する
仕上がりの質を重視する場合や、まとめて多く必要な場合に向いています。届くまで数日かかるため、締切に余裕があるときの選択肢です。
- シート画像、または個別サイズの画像をダウンロードします。
- ネット写真プリントサービス、または写真店の店頭受付に画像をアップロードします。
- 用紙は「L判・光沢」、仕上がりは「フチなし・原寸」を指定します。トリミングの自動補正がある場合は必ずオフにしてください。
- 届いた写真を切り取り線に沿って切り分けます。
| 費用の目安 | L判1枚あたり5〜20円程度+送料。店頭受け取りなら送料はかかりません |
|---|---|
| 注意点 | 注文フォームに「自動で顔の位置を補正する」「はみ出し部分を自動トリミングする」といったオプションがある場合は必ずオフにしてください。せっかく規格どおりに作った寸法が変わってしまいます |
証明写真作成ツールとは
Webカメラで顔を1回撮るだけで、パスポート・マイナンバーカード・履歴書・運転免許証など複数の規格サイズの証明写真を同時に作れるツールです。顔位置のガイド表示、背景色の差し替え、L判1枚への面付けに対応しており、コンビニのプリントで出力できます。画像はサーバーに送られず、すべてブラウザ内で処理されます。
知っておきたいのは、規格が求めているのは外形の寸法だけではないという点です。 「縦45mm×横35mm」は外枠の話で、実際に不備で返される理由の多くは枠の中で顔がどこにどの大きさで写っているかにあります。パスポートであれば、頭の頂点からあごの先までが32〜36mmに収まり、頭の上の余白が4mm前後あり、顔が中央に来ていることまで求められます。寸法どおりに切り出しても、顔が小さすぎたり上に寄っていたりすれば通りません。このツールがガイドを重ねて表示しているのは、この比率を撮影の時点で合わせるためです。
もう一つ、印刷では画素数ではなく印刷サイズを合わせる必要があります。 画面上で「45×35」に見えていても、それが画素の数なのか実寸なのかで結果はまったく変わります。コンビニのプリンターへ送るときは、L判に規定の実寸で面付けした状態の画像を渡すのが確実です。
背景の差し替えは便利ですが、万能ではありません。 髪の輪郭や眼鏡のフレームのように背景と細かく入り組んだ部分は、どうしても切り抜きが粗くなります。もともと無地の明るい壁を背にして撮っておくほうが、結果はきれいになります。
このツールの使い方
- カメラを起動して正面を向く 画面のガイドに顔の大きさと位置を合わせます。 帽子・色つき眼鏡は外してください。
- 撮影して仕上がりを確認する 目にかかる前髪や強い影がないかを見ます。撮り直しは何度でもできます。
- 必要な規格を選ぶ 1回の撮影から複数の規格を同時に作れます。 パスポートと履歴書を一緒に用意できます。
- L判に面付けして印刷する 実寸で配置された1枚の画像として出力されるので、そのままコンビニで印刷できます。
使いこなすためのヒント
- カメラとの距離は1メートル前後を目安にしてください。近すぎると広角レンズの特性で鼻が大きく写り、実物と印象が変わってしまいます。少し離れてズームするほうが自然に写ります。
- 光は正面から当てます。天井の照明だけだと目の下と鼻の下に影が落ちます。昼間に窓へ向かって座るのが、機材なしで最もきれいに撮れる方法です。
- 背景を差し替える場合でも、無地の壁を背にして撮ると仕上がりが良くなります。背景に物が多いと、髪の生え際の判定が甘くなって輪郭がぼやけます。
- パスポート・マイナンバーカードの写真は申請日から6か月以内に撮影したものが必要です。使い回す場合は撮影日にご注意ください。
- 印刷は必ずフチなし・原寸(100%)で行ってください。「用紙に合わせる」で印刷すると数ミリ縮小され、規格の寸法から外れてしまいます。
こんなときに使えます
急に証明写真が必要になったとき
証明写真機を探さずに、手元のカメラとコンビニのプリントだけで用意できます。
複数の書類に同時に出すとき
履歴書・資格申請・パスポートなど、サイズの違う提出先へ一度にそろえられます。
何度も撮り直したいとき
表情や髪の乱れが気になっても、納得するまでやり直せます。
費用を抑えたいとき
撮影機を使わず、印刷代だけで済みます。
この分野の用語
- 顔の大きさ(頭頂〜あご)
- 規格が定める中心的な条件です。 パスポートでは32〜36mmに収める必要があります。
- 上部余白
- 頭の頂点から写真の上端までの距離です。ここが広すぎると顔が小さく写り、不備の原因になります。
- 面付け
- 複数の写真をL判など1枚の用紙に並べて配置することです。印刷代を1枚分に抑えられます。
- L判
- 89mm×127mmの写真プリント用紙です。コンビニのプリンターで扱えます。
- 無背景
- 影や模様のない均一な背景のことです。もともと無地の壁で撮ったほうが、差し替えよりきれいに仕上がります。
- 解像度
- 印刷したときの実寸あたりの画素の細かさです。画素数だけを合わせても、印刷サイズが違えば規格を満たしません。
よくある質問
余談ですが ― 証明写真の「顔の大きさ」はなぜ決まっているのか
証明写真の規格を読むと、写真の寸法だけでなく「頭頂からあごまで34±2mm」「頭上の余白4±2mm」といった細かい数値まで指定されていることに気づきます。一見すると細かすぎる決まりに見えますが、これは本人確認という目的から逆算された数値です。顔が小さすぎると特徴を判別できず、大きすぎると輪郭が切れて顔の形が分からなくなります。国際民間航空機関(ICAO)が定めた旅券の国際標準に沿う形で、各国がほぼ共通の比率を採用しているため、日本のパスポート写真は海外でもそのまま通用する寸法になっています。
日本で「証明写真」といえば駅前のボックス型撮影機を思い浮かべる方が多いと思います。日本初の自動証明写真機が登場したのは1962年のことで、当時は現像に数分かかり、機械の横で待つのが当たり前でした。デジタル化が進んだ現在でも撮影機が街角から消えないのは、規格どおりの寸法で確実にプリントアウトされるという安心感が大きいのでしょう。一方で1回700〜1,000円という価格は、撮り直すたびに同額かかるという意味でもあります。
背景の色に明確な決まりがない点も、意外に知られていません。パスポートの要件は「無背景(影を含む)」であって「白でなければならない」とは書かれていません。水色やグレーがよく使われるのは、白い服を着たときに人物の輪郭が背景に溶けてしまうのを避けるためです。逆に写真館でよく見る中心が明るいグラデーション背景は、人物を立体的に見せる効果がある反面、「影がない」という要件との兼ね合いで公的書類には向かないと判断される場合があります。
このツールが背景を差し替えられるのは、ブラウザ上で動く機械学習モデル(Google の MediaPipe、Apache-2.0 ライセンス)が人物と背景を画素単位で判定しているためです。かつては専用のグリーンバックを立てるか画像編集ソフトで手作業で切り抜くしかなかった処理が、今ではカメラの映像から数百ミリ秒で得られます。それでも髪の毛1本1本まで完璧に抜けるわけではないので、無地の壁を背にして撮るという昔ながらの工夫は、今でも仕上がりを左右します。