CSVビューア
CSVファイルをブラウザ上で表形式に整形して表示します。文字コードや区切り文字を指定でき、ファイルの内容はサーバーに送信されないため安全に利用できます。
| 区切り文字 |
|
|---|---|
| 先頭行を見出しとする | |
| 文字コード |
|
| CSVファイル |
CSVビューアとは
CSVはカンマで区切られたただのテキストなので、そのまま開くと項目の対応が読み取りにくくなります。表計算ソフトで開けば表になりますが、起動に時間がかかったり、文字化けしたり、数値が勝手に日付へ変換されたりといった煩わしさもあります。このツールはCSVをブラウザ上でそのまま表として表示し、中身を確認することだけに絞っています。
文字コードと区切り文字を指定できるため、Shift-JISで保存された日本語のCSVやタブ区切りのTSVにも対応できます。ファイルの内容はブラウザ内だけで処理され、サーバーへ送信されることはありません。個人情報を含むデータの確認にも使えます。
CSVビューアの使い方
- ファイルを選ぶ 表示したいCSVまたはTSVファイルを指定します。内容は外部へ送信されません。
- 区切り文字を指定する 通常はカンマのままで構いません。TSVファイルの場合はタブに切り替えてください。
- 文字コードを合わせる 文字化けする場合はShift-JISに変更します。Excelで保存した日本語のCSVはこの形式のことが多くあります。
- 見出し行の扱いを決める 先頭行が項目名なら「先頭行を見出しとする」を有効にすると、表のヘッダーとして表示されます。
使いこなすためのヒント
- Excel で保存した CSV は Shift-JIS(CP932) エンコードの場合があります。文字化けする場合は「Shift-JIS」を選択してください。
- 「先頭行を見出しとする」を有効にすると、最初の行がテーブルヘッダーとして表示されます。
- TSV(タブ区切り)ファイルを表示する場合は区切り文字を「タブ」に変更してください。
- ファイルの内容はブラウザ内で処理され、サーバーに送信されません。機密情報を含む CSV も安心してご利用いただけます。
CSVビューアの活用シーン
受け取ったファイルの中身を確認する
表計算ソフトを起動せずに、どんな項目が何行入っているかをすぐ確かめられます。開く前の中身の把握に向いています。
文字コードを特定する
文字化けしたときに設定を切り替えて試せば、そのファイルがどの文字コードで保存されているかを判別できます。
数値の書式が変わるのを避ける
表計算ソフトは先頭の0を落としたり、数字を日付に変えたりします。元の値をそのまま確認したいときに使えます。
機密情報を含むデータを見る
処理がブラウザ内で完結するため、外部へアップロードできない顧客データなどの確認にも使えます。
CSVに関する用語
- CSV
- 値をカンマで区切って並べたテキスト形式です。どの言語やツールからも扱えるため、データ交換に広く使われます。
- TSV
- 区切りにタブを使う形式です。値の中にカンマが含まれるデータを扱いやすい利点があります。
- Shift-JIS
- 日本語向けの文字コードです。ExcelがCSVを保存する際に使うことが多く、文字化けの主な原因になります。
- UTF-8
- 世界中の文字を扱える現在の標準的な文字コードです。多くのWebサービスがこの形式で出力します。
- BOM
- ファイル先頭に付ける文字コードの目印です。UTF-8のCSVをExcelで正しく開かせたいときに使われます。
- ヘッダー行
- 各列が何を表すかを示す先頭の行です。これを見出しとして扱うかどうかで表示が変わります。
よくある質問
余談ですが ― CSVフォーマットの意外な歴史 ― 「標準」が存在しなかった40年
CSV(Comma-Separated Values)は一見シンプルなフォーマットですが、実は長年にわたって正式な標準仕様が存在しませんでした。正式なRFCとして「RFC 4180」が策定されたのは2005年のことで、CSVが広く使われ始めてから30年以上が経過した後のことです。それまでは各ツール・言語間で「フィールドをダブルクォートで囲むか否か」「改行コードはCRLFかLFか」などの実装差異が生じていました。
ExcelがCSVを日本語環境で Shift-JIS 保存する仕様は、数十年来のエンジニアの「あるある」悩みです。Googleスプレッドシートは UTF-8 で出力するため、そのCSVをExcelで直接開くと文字化けが起きます。この問題を回避するには、ExcelでUTF-8(BOM付き)として保存するか、取り込み時にエンコードを指定する必要があります。
データサイエンスの世界では、Kaggle(機械学習コンペのプラットフォーム)で公開されるデータセットの大半がCSV形式です。シンプルゆえに汎用性が高く、どんなプログラミング言語でも扱えることがCSVの最大の強みです。