US配列・JIS配列キーボード比較表(記号キーの位置一覧)

US配列とJIS配列で記号キー(@・"・[ ] 等)の位置がどう違うかを一覧比較。海外製PC購入時・OS設定変更時に迷う記号の対照表と注意点を無料で確認できます。検索フィルター付き。

US/JISキーボード配列 記号キー対照表
記号・キー US配列での位置 JIS配列での位置 注意点
@ Shift + 2 単独キー(Pの右) US配列では2キーのShiftで入力するが、JIS配列ではPキーの右に単独キーとして存在する。日本語メールアドレス入力時に押し間違えやすい代表例。
" Shift + ' Shift + 2 US配列ではアポストロフィキーのShiftだが、JIS配列では2キーのShiftで入力する。プログラミングで文字列を扱う際に配置の違いに戸惑いやすい。
# Shift + 3 Shift + 3 US・JISとも数字の3キーのShiftで共通のため、比較的迷いにくい記号。
$ Shift + 4 Shift + 4 US・JISとも数字の4キーのShiftで共通のため、比較的迷いにくい記号。
% Shift + 5 Shift + 5 US・JISとも数字の5キーのShiftで共通のため、比較的迷いにくい記号。
& Shift + 7 Shift + 6 US配列では7キーのShiftだが、JIS配列では6キーのShiftで入力する。演算子として頻出するため配列の違いに注意。
' 単独キー(;の右) Shift + 7 US配列ではセミコロンキーの右に単独キーとして存在するが、JIS配列では7キーのShiftで入力する。SQL文やプログラミングでの引用符に多用され混乱しやすい。
( Shift + 9 Shift + 8 US配列では9キーのShiftだが、JIS配列では8キーのShiftで入力する。
) Shift + 0 Shift + 9 US配列では0キーのShiftだが、JIS配列では9キーのShiftで入力する。
= 単独キー(0の右) Shift + -(ほ) US配列では0キーの右に単独キーとして存在するが、JIS配列では「ほ」キーのShiftで入力する。等号を多用するプログラミング・表計算で押し間違えやすい最頻出パターンの一つ。
~ Shift + ` Shift + ^(へ) US配列では左上のバッククォートキーのShiftだが、JIS配列では「へ」キー(^キー)のShiftで入力する。正規表現やパス指定(ホームディレクトリ)で使う機会が多い記号。
` 単独キー(左上) Shift + @(^の左) US配列ではキーボード左上に単独キーとして存在するが、JIS配列では@キーの左でShiftを押して入力する。Markdown記法のコードブロックで使うため見落としやすい。
[ 単独キー(Pの右) 単独キー(@の右) US配列ではPキーの右に単独キーとして存在するが、JIS配列では@キーの右に単独キーとして存在する。プログラミングの配列表記で頻出する記号。
] 単独キー([の右) 単独キー([の右) US・JISともに[キーの右に単独キーとして存在するため、位置自体は近いが周辺のキー配置がずれる点に注意。
\ 単独キー(]の右) ¥キー(Backspaceの左) US配列では]キーの右に単独キーとして存在するが、JIS配列ではBackspaceキーの左に「¥」として刻印された専用キーがある。日本語入力では円記号として表示されることが多い。
: Shift + ; 単独キー(Lの右) US配列ではセミコロンキーのShiftだが、JIS配列ではLキーの右に単独キーとして存在する。プログラミングでオブジェクトのキー指定等に多用され配置差が目立つ。
_ Shift + - Shift + \(ろ) US配列ではハイフンキーのShiftだが、JIS配列では「ろ」キー(バックスラッシュキー)のShiftで入力する。変数名のスネークケース記法で頻出するため注意が必要。
Enter 横長の1段キー L字形の2段キー US配列は横長の1段キーだが、JIS配列は右側が2段になったL字形(逆L字)のキーが一般的。キー自体の大きさ・形状が異なるため、他社製キーボードへの買い替え時に違和感が出やすい。
Space 長め(変換キーなし) 短め(左右に無変換・変換キー) US配列はスペースキーが横長でその他の専用キーが少ないが、JIS配列はスペースキーの両側に「無変換」「変換」キーがあり日本語入力の切り替えに使われる。US配列のPCで日本語入力する場合はOS側のショートカット設定が必要になることが多い。

Tips

  • 海外通販でノートPCを購入する際は「US配列」か「JIS配列」かを必ず確認しましょう。後から物理的なキー配置を変更することはできません。
  • macOSでは「システム設定」→「キーボード」でUS配列・JIS配列を切り替えられますが、実際のキートップの刻印とは一致しない場合がある点に注意してください。
  • プログラマーの間では、記号キーの配置が統一的で押しやすいという理由でUS配列を好む人が一定数います。一方、日本語入力の切り替えのしやすさではJIS配列に分があります。
  • ノートPC本体はJIS配列でも、外付けキーボードだけをUS配列にする「US外付けキーボード+JIS内蔵キーボード」という併用スタイルも一般的です。
  • Windowsで配列を間違えて認識している場合は、コントロールパネルの「言語」設定からキーボードの種類を手動で修正できます。

よくある質問

日本語入力の切り替えのしやすさを重視するならJIS配列、記号キーの配置の統一感やプログラミングのしやすさを重視するならUS配列が向いています。どちらもOS側の設定次第で日本語入力自体は可能なため、最終的には好みの問題です。

OSが接続されたキーボードの種類を自動判別できず、既定のキーボード種別(多くはUS配列)で認識してしまうことが原因です。Windowsではコントロールパネル、macOSではシステム設定から手動でキーボードの種類を選び直すことで解決できます。

US配列には「半角/全角」キーがないため、Windowsでは「Alt + `(バッククォート)」、macOSでは「Caps Lock」または「command + スペース」等、OSごとに設定されたショートカットキーで日本語入力のオン・オフを切り替えます。

技術的には問題なく併用できます。OS側でそれぞれのキーボードの配列を個別に認識・設定できるため、内蔵キーボードがJIS配列、外付けキーボードがUS配列という組み合わせも一般的です。

ほとんどの海外製PCはUS配列(英語配列)ですが、OS側の言語設定・IME(日本語入力システム)を追加すれば日本語入力自体は問題なく行えます。ただし「半角/全角」キーが物理的に存在しないため、専用のショートカットキーを覚える必要があります。
ツールくん

余談ですが ― なぜ日本だけJIS配列が生き残っているのか

JIS配列(JIS X 6002)は日本産業規格として1970年代に制定された配列で、US配列をベースにしながら日本語入力に必要な「半角/全角」「無変換」「変換」といった専用キーを追加し、Enterキーを大きくして誤操作を防ぐ設計になっている。海外では英語配列(US配列)がほぼ唯一の標準として定着している一方、日本語のように仮名漢字変換という独自の入力方式を持つ言語圏では、変換操作専用のキーを持つ配列が実用上のメリットを持ち続けたため、長年にわたり併存する状況が続いている。

この配列の違いはソフトウェア開発の現場でしばしば議論の的になる。JIS配列では日本語入力の切り替えが容易な一方、プログラミングで多用する記号({ }・[ ]・; 等)の配置がUS配列よりも窮屈になりがちで、海外のプログラミング教育コンテンツや技術書の多くがUS配列を前提に書かれていることも、日本のエンジニアがあえてUS配列のキーボードを選ぶ動機になっている。実際、国内のIT企業でもエンジニア向けにUS配列の外付けキーボードを支給する会社は珍しくない。

OS側のキーボードレイアウト認識と物理キーボードの配列が食い違うと、「@を押したのに"が入力される」といった典型的なトラブルが発生する。これは記号キーの物理的な位置は変わらないのに、OSがどちらの配列として解釈するかによって割り当てられる文字が変わるために起きる現象で、特に中古PCやジャンク品のキーボードを別のPCに接続した際によく遭遇する。この対照表で記号の位置関係を把握しておけば、トラブル発生時に「配列の解釈がずれているだけなのか、キーボード自体が壊れているのか」を素早く切り分けられる。