ZIP作成(無料・オンライン)
複数のファイルやフォルダを無料でブラウザだけで ZIP に圧縮してダウンロードできます。フォルダをドロップすると階層構造を保ったまま圧縮します。ファイルは一切サーバーに送信されません。
ZIP作成ツールとは
複数のファイルやフォルダを、ブラウザ上だけでZIP形式に圧縮できる無料ツールです。ファイルをサーバーにアップロードする必要がなく、圧縮処理はすべて端末内で完結するため、機密性の高いファイルでも安心して利用できます。
フォルダをそのままドロップすれば階層構造を保持したZIPを作成でき、パスワードによる暗号化(AES-256・ZipCrypto の2方式)にも対応しています。相手の環境に合わせて暗号化方式を選べるため、ビジネスでのファイル共有にも活用できます。
ZIP作成ツールの使い方
- ファイルやフォルダを追加する ドロップエリアにファイル・フォルダをドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」「フォルダを選択」ボタンから追加します。
- ZIPファイル名を入力する 作成するZIPファイルの名前を入力欄に指定します。
- 圧縮・暗号化オプションを設定する 必要に応じて圧縮の有無、パスワード、暗号化方式(AES-256・ZipCrypto)を選択します。
- ZIPを作成してダウンロードする 「ZIPを作成してダウンロード」ボタンを押すと、ブラウザ内で処理されたZIPファイルがダウンロードされます。
使いこなすためのヒント
- フォルダをまとめてドロップすると、元の階層構造を保ったまま ZIP に格納されます。個別にファイルを選ぶ場合はフォルダ構造を持たない、フラットな ZIP になります。
- 「圧縮する」のチェックを外すと STORED(無圧縮) 方式になり、処理が高速になります。画像・動画・音声・ZIP など、すでに圧縮済みのファイルをまとめる場合はサイズがほとんど変わらないため、無圧縮の方が速くて有利です。
- 同じ名前のファイルを複数追加した場合は、自動的に「ファイル名 (1).拡張子」のように連番を付けて区別します。中身が上書きされて消えることはありません。
- 大量のファイルや大きなファイルをまとめる場合、ブラウザのメモリ上で処理するため時間がかかったり、環境によっては失敗することがあります。数百MB〜数GB規模になる場合は、いくつかに分けて圧縮することをおすすめします。
- パスワード欄に入力すると ZIP 全体が暗号化されます。空欄のままなら従来通り誰でも開ける ZIP になります。設定したパスワードは保存されないため、忘れると中身を取り出せなくなる点にご注意ください。
- 暗号化方式は2種類から選べます。AES-256 は強力ですが Windows 標準の「圧縮フォルダーの展開」機能では開けず、7-Zip などの対応ソフトが必要です。ZipCrypto は Windows Explorer 標準機能でそのまま展開できますが、暗号強度が低い旧式の方式です。相手が Windows 標準機能しか使えない場合は ZipCrypto、機密性を優先する場合は AES-256 を選んでください。
ZIP作成ツールの活用シーン
複数ファイルのメール添付
個別に送ると煩雑な複数ファイルを1つのZIPにまとめてメール添付できます。
フォルダ構造を保ったままの受け渡し
プロジェクトフォルダ一式をそのままドロップし、階層構造を維持したZIPとして共有できます。
機密ファイルのパスワード付き共有
パスワード暗号化を使い、社外とのファイル共有時にセキュリティを確保できます。
画像・動画素材の一括ダウンロード
複数の画像・動画をまとめてZIP化し、まとめてダウンロードしたい場合に使えます。
ZIP圧縮に関する用語集
- DEFLATE
- ZIP形式で標準的に使われる圧縮アルゴリズム。同じパターンの繰り返しが多いデータほど高い圧縮率が得られる。
- STORED
- 圧縮を行わずファイルをそのまま格納する方式。画像・動画など圧縮済みファイルをまとめる際に高速に処理できる。
- AES-256
- 強力な暗号化方式の一つ。ZIPの暗号化に使うとセキュリティは高いが、Windows標準機能では展開できない。
- ZipCrypto
- ZIP形式に古くからある暗号化方式。Windows標準機能で展開できるが、暗号強度は低い。
- ZIP爆弾
- 極端に高い圧縮率を悪用し、展開すると膨大な容量になるように作られた悪意あるZIPファイル。
よくある質問
余談ですが ― 「圧縮できるもの」と「できないもの」
ZIP の DEFLATE 圧縮は、テキストファイルやビットマップ画像のように同じパターンが繰り返されるデータが得意です。一方で JPEG・PNG・MP4・MP3 のようにすでに圧縮済みのファイルは、繰り返しパターンがほとんど残っていないため、ZIP に入れてもサイズはほぼ変わりません(むしろわずかに増えることさえあります)。
この性質を逆手に取ったのが「ZIP 爆弾」です。同じ文字(例えば 0)だけを大量に繰り返したファイルは驚異的な圧縮率になり、数キロバイトの ZIP が展開すると数テラバイトになる、といったことが理論上可能です。信頼できない ZIP ファイルを不用意に全展開しない方がよいとされる理由のひとつです。
なお「ZIP」という拡張子を持つファイルは、実は ZIP だけではありません。Microsoft Office の .docx や .xlsx、Java の .jar、Android の .apk なども、内部的には ZIP 形式のコンテナに複数のファイルを格納した構造になっています。ZIP は「複数ファイルをひとつにまとめる箱」として、想像以上に広く使われているのです。