コンクリート必要量計算(生コン量・セメント袋数の目安)

スラブ(土間)・基礎(フーチング)・階段の寸法を入力するだけで、必要なコンクリートの体積(m³)とセメント袋(20kg/25kg/40lb/60lb/80lb)の必要袋数の目安を計算する無料ツールです。

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コンクリート必要量計算とは

土間・基礎・階段づくりでコンクリートを発注または購入する前に、必要な体積を形状ごとの計算式で見積もるツールです。スラブ(平らな土間)・フーチング(柱や束石を支える基礎、円形/角形に対応)・階段の3つの形状を選び、寸法を入力するだけで、生コンの発注量(m³)や、袋入りプレミックスを使う場合の必要袋数の目安がわかります。

実際の施工では型枠のわずかな誤差や打設時のこぼれ・締固めによる目減りが避けられないため、計算結果には任意の余裕率(デフォルト10%)を上乗せできるようにしています。生コン車で大量に発注する場合と、袋入りセメントを自分で練って使う小規模なDIYの場合の両方に対応できるよう、メートル法・ヤードポンド法の両方の単位系を切り替えられます。

コンクリート必要量計算の使い方

  1. 形状を選ぶ スラブ(土間)・基礎(フーチング)・階段から、作りたいものに近い形状を選びます。
  2. 単位系を選ぶ メートル法(m・cm)かヤード・ポンド法(ft・in)のうち、使いやすい方を選びます。
  3. 寸法を入力する 長さ・幅・厚み(または直径・深さ・段数など)を、実際に測った数値で入力します。
  4. 余裕率と袋サイズを設定する 打設時のロスを見込む余裕率(初期値10%)と、購入予定のセメント袋のサイズを選びます。
  5. 結果を確認する 発注すべき体積(m³)と、選んだ袋サイズでの必要袋数が自動で表示されます。

使いこなすためのヒント

  • 生コン車で発注する場合は最小発注量(1m³前後が多い)が設定されていることが多いため、計算結果が最小発注量を下回るときは袋入りプレミックスでの自作を検討してください。
  • 余裕率は平坦な土間なら5〜10%、型枠が複雑な基礎や階段では10〜15%を目安にすると、打設中の急な材料切れを防ぎやすくなります。
  • 基礎(フーチング)の直径・深さは建築基準や地域の凍結深度によって必要な数値が変わるため、最終的な寸法は建築士や施工業者に確認してください。
  • 同じ立方メートル数でも、砂利や砂の配合比(配合設計)によって完成後の強度が変わります。強度が必要な構造部分は既製の高強度プレミックスを選ぶと安心です。

活用シーン

駐車場・物置の土間打ち

スラブ形状で、駐車場や物置の基礎となる土間コンクリートの必要量を計算する。

ウッドデッキ・フェンスの束石・支柱基礎

基礎(フーチング、円形)で、ウッドデッキの束石やフェンス支柱を固定する独立基礎の必要量を計算する。

屋外階段・玄関アプローチの階段づくり

階段形状で、庭や玄関先に作るコンクリート階段の段数・蹴上げ・踏み込みから必要量を計算する。

DIYでの小規模な補修

角形フーチングで、フェンスの控え柱やポストの基礎など、小規模な補修に必要な袋数を見積もる。

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用語集

フーチング
建物の柱や基礎、束石・支柱などの荷重を地盤に分散して伝えるために作る、コンクリート製の広がった基礎部分のことです。
蹴上げ
階段の1段分の高さのことです。日本の建築基準法では住宅の蹴上げは23cm以下が目安とされています。
踏み込み
階段の1段分の奥行き(踏み面の奥行き)のことです。歩きやすさは蹴上げとのバランスで決まります。
ロス率
型枠からのわずかな漏れ、締固めによる目減り、練り残しなど、計算上の体積では見込めない目減り分を補うために上乗せする割合のことです。
生コン
レディーミクストコンクリートの略称で、工場で配合・練り混ぜたあと専用車(ミキサー車)で現場まで運ばれてくるコンクリートのことです。
立方ヤード
主に米国で生コンクリートの発注単位として使われる体積の単位で、1立方ヤードは約0.765立方メートルです。

よくある質問

いいえ、メーカーや製品の配合によって多少異なります。本ツールの袋サイズごとの出来上がり量は広く目安とされる一般的な数値であり、実際に購入する製品のパッケージに記載された出来上がり量を必ず確認してください。

平坦なスラブでは5〜10%、型枠が複雑な基礎や階段では10〜15%を目安にすると、打設中に材料が足りなくなるリスクを抑えられます。地面の凹凸が大きい場合はさらに余裕を見てください。

コンクリートはセメント・砂・砂利(骨材)・水を練り混ぜたもので、砂利が入っているため強度が高く土間や基礎に使われます。モルタルはセメント・砂・水のみで砂利を含まず、レンガの目地埋めや外壁の下地などに使われます。

目安としては使えますが、生コン会社には最小発注量が設定されていることが多く、また配送費用や余った分の廃棄費用もかかります。発注前に必ず生コン会社に必要量を伝えて相談することをおすすめします。
ツールくん

余談ですが ― コンクリートは2000年前から使われている素材です

コンクリートというと近代的な建材のイメージがありますが、実は古代ローマ時代からすでに広く使われていました。ローマ人は火山灰(ポッツォラーナ)を混ぜたコンクリートを発明し、パンテオンの無筋コンクリート製ドームは紀元128年ごろの建造から約1900年経った今も現役で建っています。現代の研究では、ローマンコンクリートに含まれる石灰の塊(ライムクラスト)がひび割れに反応して自己修復する働きを持つ可能性が指摘されており、耐久性の高さの理由の一つと考えられています。

本ツールで扱う「生コン(レディーミクストコンクリート)」と「袋入りのプレミックス」は、同じコンクリートでも使い分けが必要です。生コンは工場で計量・練り混ぜたものをミキサー車で運ぶため大量施工に向きますが、多くの会社で1立方メートル前後の最小発注量が設定されています。一方の袋入りプレミックスは自分で水を加えて練るだけで使えるため、フェンスの支柱1本分といった小規模な作業に向いています。本ツールの計算結果がどちらの発注方法に近いかの判断材料としても活用できます。

コンクリートの主原料であるセメントの製造は、石灰石を高温で焼成する工程で大量の二酸化炭素を排出するため、世界のCO2排出量の約8%を占めるとも言われています。近年は、製鉄の副産物である高炉スラグやフライアッシュを混ぜてセメント使用量を減らした「低炭素コンクリート」や、CO2を吸収させながら固める技術の研究が進んでおり、身近な建材であるコンクリートも環境配慮の観点から少しずつ変化しつつある素材です。

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