PDF透かし・ページ番号追加(無料・アップロード不要)

PDFの全ページに「DRAFT」「CONFIDENTIAL」等のテキスト透かしやページ番号を無料で追加できるツールです。処理はすべてブラウザ内で完結し、ファイルはサーバーへ送信されません。

PDF透かし・ページ番号追加とは

PDFの全ページに「DRAFT」「CONFIDENTIAL」「SAMPLE」といったテキスト透かしを重ねたり、「1 / 10」形式のページ番号を差し込んだりできるツールです。透かしは文字列・文字サイズ・不透明度・回転角度・色を自由に調整でき、ページ番号は表示位置(上下左右)と開始番号を指定できます。両方を同時に追加することも、どちらか一方だけを使うこともできます。

処理はすべてお使いのブラウザ内(pdf-libというライブラリ)で完結し、PDFの中身がサーバーへ送信されることは一切ありません。契約書のドラフト版・社外秘の企画書・提出前の見積書など、外部に出したくない書類でもそのままお使いいただけます。なお、透かしの文字列は半角英数字・記号のみに対応しており、日本語・中国語・韓国語の文字は表示できない点にご注意ください。

PDFに透かし・ページ番号を追加する手順

  1. テキスト透かしを設定する 「テキスト透かしを追加する」をオンにし、文字列を入力するか、CONFIDENTIAL・DRAFT等のプリセットボタンから選びます。文字サイズ・不透明度・回転角度・色も調整できます。
  2. ページ番号を設定する 必要であれば「ページ番号を追加する」をオンにし、表示形式(「1」または「1 / 10」)・開始番号・表示位置を選びます。透かしと同時に使えます。
  3. PDFを選ぶ 枠内へドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選択します。選択と同時に、上で設定した内容で処理が始まります。
  4. ダウンロードする 処理が終わると「ダウンロード」ボタンが表示されます。元のファイル名に「-watermarked」を付けた名前で保存されます。

使いこなすためのヒント

  • 透かしの文字列は半角英数字・記号のみに対応しています。「社外秘」のように日本語で入れたい場合は、ローマ字表記の「CONFIDENTIAL」などをお使いください。
  • 不透明度は20〜40%程度に抑えると、透かしを重ねても本文が読みにくくなりません。契約書のように本文を読ませたい書類ではとくに意識してください。
  • 回転角度を45度前後にすると、ページ全体を斜めに横切る定番の「DRAFT」スタンプらしい見た目になります。0度にすれば水平な帯として使うこともできます。
  • ページ番号と透かしは同時に追加できます。配布資料に「CONFIDENTIAL」の透かしとページ番号を一緒に入れておくと、後から該当ページを指定しやすくなります。
  • ページの並べ替えや不要ページの削除を先に済ませたい場合は、PDFページ整理ツールで整えてからこちらで透かしを追加すると効率的です。

PDF透かし・ページ番号の活用シーン

契約書・提案書のドラフト版を明示する

検討中の版であることが一目でわかるよう「DRAFT」の透かしを入れておくと、最終版との取り違えを防げます。

社外秘資料を配布する前に

会議資料や企画書に「CONFIDENTIAL」の透かしを入れることで、閲覧者に取り扱いへの注意を促せます。

見本・サンプルとして公開する

販売前の資料やポートフォリオに「SAMPLE」の透かしを入れると、正規版との違いを明確にできます。

複数ページの資料にページ番号を振る

ページ数の多い報告書や配布資料に「1 / 10」形式のページ番号を入れておくと、印刷後の順番確認や質疑応答時のページ指定がスムーズになります。

PDF透かしに関する用語

透かし(ウォーターマーク)
文書の上に重ねて表示する、半透明の文字や画像のことです。もともとは紙をすかして見える製紙時の模様を指す言葉で、本ツールではデジタル文書上に文字を重ねる機能として使っています。
不透明度
透かしの濃さを0〜100%で表した値です。低いほど透けて本文が読みやすくなり、高いほど透かし自体がはっきり見えます。
WinAnsiエンコーディング
PDFの組み込みフォント(Helvetica等)が対応する文字集合の1つで、半角英数字・記号や西欧言語のアクセント付き文字は扱えますが、日本語・中国語・韓国語の文字は含まれません。本ツールが半角文字のみ対応している理由です。
ノンブル
印刷・出版業界でページ番号を指す言葉です。本ツールの「ページ番号」機能は、このノンブルを後からPDFへ機械的に付与するものです。
DRAFT・CONFIDENTIALスタンプ
契約書や社内資料でよく使われる定型の透かし文言です。DRAFTは「検討中の版」、CONFIDENTIALは「社外秘」を意味し、いずれもビジネス文書で国際的に通用する慣用表現です。

よくある質問

現在は半角英数字・記号のみに対応しています。PDFの組み込みフォントが日本語・中国語・韓国語の文字を扱えないためです。「社外秘」を表現したい場合は、国際的にも通用する「CONFIDENTIAL」などの英語表記をお使いください。

そもそもアップロードされません。PDFの読み込みも透かし・ページ番号の追加も、すべてお使いのブラウザの中で行われます。ファイルの中身がネットワークへ送られることは一切ないため、社外秘の書類でも安心してお使いいただけます。

はい、できます。それぞれ個別のオン・オフができるため、透かしだけ、ページ番号だけ、あるいは両方を同時に追加することも可能です。

開くのにパスワードが必要なPDFは読み込めません。あらかじめパスワードを解除したファイルをご用意ください。

本ツールは透かしを追加する機能のみを提供しており、既存の透かしを検出・除去する機能はありません。第三者が権利表示のために入れた透かしを無断で取り除くことにつながりうるため、意図的に対応していません。
ツールくん

余談ですが ― 「透かし」は紙の時代から続く技術です

透かし(ウォーターマーク)の起源は13世紀のイタリアにさかのぼるとされています。当時のファブリアーノ(現在のイタリア・マルケ州)の製紙職人たちは、紙をすく網の枠にワイヤーで模様を編み込み、紙を光にかざすと浮かび上がる薄い模様を作り出しました。これは自分の工房で作った紙であることを示す「ブランドマーク」であると同時に、簡単には真似できない偽造防止の仕組みでもありました。

この技術はやがてヨーロッパ各地の製紙業に広まり、紙幣や公文書の偽造防止にも応用されるようになります。今日でも多くの国の紙幣に透かしが入っているのは、この数百年続く伝統の延長線上にあります。「本物であることを示しつつ、本来の見た目は損なわない」という透かしの基本的な役割は、紙の時代から少しも変わっていません。

デジタル文書の世界に移ると、透かしは半透明の文字や画像として画面上に重ねる形へ姿を変えました。「DRAFT」「CONFIDENTIAL」「SAMPLE」といった定型文言を斜め45度に配置する見せ方は、紙の透かしを光にかざしたときの、ページ全体にうっすらと浮かぶ模様の印象を意識したものだとも言われています。ビジネス文書における国際共通の慣用表現として定着している点も、紙の透かしが「誰が見ても同じ意味に読み取れる」ことを重視してきた歴史と通じるところがあります。

なお、デジタルの透かしはあくまで見た目上の注記であり、暗号化のような複製そのものを技術的に防ぐ仕組みではありません。画面のスクリーンショットや印刷を止める力はなく、あくまで「この文書はどう扱われるべきか」を人に伝えるための表示です。それでも、ひと目で「これは検討中の版だ」「これは社外秘だ」とわかることには、紙の時代の透かしと同じだけの実用的な価値があります。