画面録画(ブラウザで完結・無料)
ブラウザだけで画面を録画できる無料ツールです。インストール不要・アップロード不要で、録画データは端末外に一切送信されません。画面共有と同時にマイク・タブの音声も収録し、録画後はそのままダウンロードできます。
画面録画とは
このツールは、パソコンの画面・特定のウィンドウ・ブラウザのタブをブラウザだけで録画できる無料のオンラインツールです。OBS・Loom・Screencastify のようなソフトのインストールや会員登録は一切不要で、「録画を開始」を押して共有する画面を選ぶだけで録画が始まります。
録画にはブラウザ標準の getDisplayMedia API と MediaRecorder API のみを使用し、映像・音声データは一度もサーバーへ送信されません。録画後はブラウザ内で生成した動画ファイルをそのまま端末にダウンロードできるため、機密性の高い操作画面や社内システムの録画にも安心して使えます。
画面録画の使い方
- 「録画を開始」を押す ボタンを押すと、ブラウザ標準の共有選択ダイアログが表示されます。
- 録画する範囲を選ぶ 「画面全体」「ウィンドウ」「Chromeタブ」のいずれかを選び、必要に応じて音声共有にもチェックを入れます。
- 操作を録画する 共有を許可すると録画が始まり、経過時間が画面上に表示されます。
- 「録画を終了」を押す 録画を止めると再生パネルが表示され、その場で内容を確認できます。
- ダウンロードする 「録画データをダウンロード」から動画ファイル(WebM形式)を端末に保存できます。
使いこなすためのヒント
- 共有ダイアログで「タブの音声を共有」にチェックを入れると、動画・音楽の再生音も一緒に録画できます(ブラウザによって対応状況が異なります)。
- ブラウザ画面の下部やタブに表示される「共有を停止」バーからも録画を終了できます。共有を止めると自動的に録画も終了します。
- 録画データはブラウザのメモリ上に保持されるため、長時間の録画ほどメモリを消費します。数十分を超える録画は区切ってこまめにダウンロードすることをおすすめします。
- マイク音声も録画したい場合は、画面共有の許可後にブラウザからマイクの使用許可を求められることがあるので、あわせて許可してください。
画面録画が役立つ場面
操作手順の説明・マニュアル作成
ソフトウェアの操作手順を動画で残しておくと、テキストだけの説明より伝わりやすいマニュアルになります。
バグ報告・不具合の共有
エラーが再現する様子をそのまま録画して開発チームに送れば、文章で状況を説明する手間を省けます。
オンライン講義・研修動画の作成
スライドやデモ画面を録画して講義動画を作る際、専用ソフトを入れずにその場で撮影・確認できます。
ゲーム実況・デモプレイの記録
ブラウザゲームのプレイ画面を手軽に録画し、SNSへの投稿用クリップとして使えます。
画面録画に関する用語
- 画面キャプチャ
- パソコンの画面表示をそのまま映像として取り込むことです。静止画として取り込む場合は「スクリーンショット」、動画として取り込む場合は「画面録画」と呼びます。
- WebM
- Googleが提唱するオープンな動画コンテナ形式です。ライセンス料が不要で、多くのブラウザが標準で再生・録画に対応しています。
- システム音声
- 再生中の動画・音楽など、パソコンから出力される音声全体を指します。共有ダイアログで音声共有を選ぶと、マイク音声とは別にこの音も録画に含められる場合があります(対応状況はOS・ブラウザにより異なります)。
- コーデック
- 映像・音声データを圧縮・展開する方式です。このツールはブラウザが対応する VP9/VP8(映像)・Opus(音声)を自動で選び、対応していない場合はより互換性の高い形式に切り替えます。
画面録画のよくある質問
余談ですが ― なぜブラウザだけで画面録画ができるのか
かつて画面を録画するには、パソコンに専用のソフトウェアをインストールする必要がありました。これを変えたのが、2014年ごろから標準化が進んだScreen Capture API(getDisplayMedia)です。このAPIにより、ブラウザ自体が「今どの画面・ウィンドウ・タブを共有するか」をユーザーに選ばせ、その映像をJavaScriptで直接扱えるようになりました。
録画にはさらにMediaRecorder APIという別の仕組みが使われています。これは、getDisplayMediaで取得した映像・音声のストリームを、リアルタイムに圧縮しながら動画データへ変換するAPIです。録画中も一切サーバーとの通信が発生しないのは、キャプチャから圧縮までの全工程がブラウザのエンジン内だけで完結しているためです。
このような「ブラウザ内で完結する動画処理」が可能になった背景には、動画コーデックのライセンス問題も関係しています。Googleが開発したVP8・VP9はロイヤリティフリーで利用でき、WebMコンテナと組み合わせることで、特許料の心配なくブラウザへ標準搭載できました。オンラインの画面録画ツールが無料で提供できる背景には、こうしたオープンな技術の存在があります。