学生ローン計算(Student Loan Calculator)

無料の米国学生ローン計算ツール。残高・金利・返済期間を入力すると標準償還の月々の返済額がわかり、追加返済でどれだけ完済を早め利息を節約できるかも試算できます。

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学生ローン計算(Student Loan Calculator)とは

学生ローン計算(Student Loan Calculator)は、米国の学生ローンのローン残高・金利・返済期間から、毎月いくら返済し、返済総額のうちどれだけが利息にあたるのかを算出するツールです。米国の学生ローンは残高が数万ドル規模になることも珍しくなく、金利がわずか1ポイント違うだけでも標準的な10年返済の総支払利息が数千ドル単位で変わります。

本ツールは、住宅ローンや自動車ローンと同じ元利均等返済の仕組みで固定額を返済していく標準償還プラン(Standard Repayment Plan)を対象とし、毎月の返済額に上乗せして元金を追加返済した場合の効果も試算できます。所得や家族構成に応じて返済額が再計算される所得連動型返済プラン(Income-Driven Repayment)は、近年たびたび制度・訴訟の影響を受けて内容が変わっているため、意図的に対象外としています。

学生ローン計算の使い方

  1. ローン残高を入力する 試算したいローンの現在の残高(元金)を入力します。
  2. 金利を入力する ローンの返済窓口(Loan Servicer)の明細書やローン契約書に記載された金利を使います。
  3. 返済期間を選ぶ 米国連邦学生ローンの多くは標準10年返済が既定ですが、統合ローン等では15〜25年になる場合もあります。
  4. 任意で追加返済額を入力する 標準の返済額に上乗せして支払う場合、どれだけ完済が早まり利息が節約できるかを確認できます。
  5. 2つのシナリオを比較する 標準償還と、追加返済を続けた場合の早期完済シナリオを並べて確認できます。

使いこなすためのヒント

  • 追加返済分がすぐに元金へ充当されているか、返済窓口(Loan Servicer)に確認しましょう。会社によっては、将来の予定返済分として据え置かれてしまい、明示的な指示が必要な場合があります。
  • 複数の学生ローンを抱えている場合、金利が最も高いローンから優先して追加返済に回す方法(アバランチ法)が、全体の総支払利息を最も小さくできます。
  • 連邦学生ローンは貸付時に金利が固定されるのが一般的ですが、一部の民間ローンは変動金利で上昇することもあります。今の金利が返済期間を通じて続くとは限らない点に注意しましょう。
  • 連邦学生ローンを民間ローンへ借り換える(リファイナンス)と金利は下がるかもしれませんが、所得連動型返済や一部の免除制度など連邦ローンならではの保護を恒久的に失う点も踏まえて慎重に検討しましょう。
  • たとえ少額でも毎月継続して追加返済することは、たまに大きな一括返済をするより結果的に大きな節約につながります。より早く元金が減り、そこにかかる利息も早く減っていくためです。

こんなときに使えます

最低返済額より多く払うか迷ったとき

月々50ドル・100ドルの追加返済で、何か月短縮でき利息がいくら節約できるかを、家計に組み込む前に具体的な数字で確認できます。

借り換え(リファイナンス)前の比較

現在のローンの金利・残高で試算したあと、借り換えオファーの金利で再計算すれば総支払利息の差がわかります。

標準10年返済の負担を把握したいとき

米国連邦学生ローンの返済窓口は新規借り手をまず標準償還プランに登録するのが一般的です。他のプランを検討する前に、標準プランの実際のコストを確認できます。

昇給・ボーナスの使い道を検討するとき

昇給分の一部を追加返済に回した場合の長期的な利息節約効果を、返済額を変えない場合と比較して試算できます。

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学生ローン用語集

元金(Principal)
利息を含まない、借り入れた本体の金額です。追加返済で元金を減らすと、それ以降の利息計算のもとになる残高も小さくなります。
標準償還プラン(Standard Repayment Plan)
米国連邦学生ローンの既定の返済プランで、住宅ローンや自動車ローンと同じ元利均等返済方式により10年間で固定額を返済します。
所得連動型返済(Income-Driven Repayment:IDR)
IBR・PAYE・SAVEなど、固定の返済額ではなく可処分所得に応じた割合で月々の返済額を決める米国連邦の返済プランの総称です。制度変更が頻発するため本ツールでは対象外としています。
ローンの返済窓口(Loan Servicer)
貸し手(金融機関や米国政府)に代わって請求・入金管理を行う会社のことです。ローンを実際に貸し出した会社と同じとは限りません。
未払利息の元金組み入れ(Capitalization)
未払いのまま累積した利息が元金に組み入れられ、以降はその大きくなった金額に対して利息が計算されることです。返済猶予(deferment/forbearance)期間の終了時によく発生します。
元利均等返済(Amortization)
毎回の返済額を固定し、まずその期間分の利息を差し引いた残りを元金の返済に充てていく返済方式です。

よくある質問

対応していません。所得連動型返済プランは固定の返済スケジュールではなく所得や家族構成に応じて返済額が決まる仕組みで、訴訟や制度変更の影響で内容がたびたび変わってきました。本ツールは安定して比較の基準にできる、固定額を返済する標準償還プランに絞って試算します。

追加返済は総支払利息を減らし完済を早めるため、そのお金を他で運用した場合の税引後リターンより学生ローンの金利のほうが高いなら、数学的には有利です。ただし追加返済分がきちんと元金に充当され、単なる将来分の前払い扱いにされていないか、返済窓口に確認しておくとよいでしょう。

返済猶予(deferment)や返済繰延(forbearance)、所得連動型返済の利用期間中に、未払いの利息が元金に組み入れられる(Capitalization)ことがあり、その後は増えた残高に利息がかかるようになります。本ツールは今日時点の残高・金利からそのまま継続して返済した場合を前提に試算しています。

米国連邦学生ローンの新規借り手の多くは既定で10年の標準償還プランに登録されます。統合ローンなどで15〜25年に延長すると月々の負担は下がりますが総支払利息は増えるため、両方の期間で試算して金額の違いを比較してみてください。

金利と返済期間が固定であれば使えます。変動金利の民間ローンは金利改定のたびに実際の返済額が変わるため、本ツールではその将来の変動までは試算できません。
ツールくん

余談ですが ― なぜ「標準償還プラン」が既定になったのか

米国の連邦学生ローン制度が整備された当初、借り手には自動車ローンや住宅ローンと同じ、一定額を借りて一定の年数で固定額を返済していくという昔ながらの分割返済の仕組みがそのまま適用されていました。この基本的な形は現在「標準償還プラン(Standard Repayment Plan)」と呼ばれ、他のプランを自分で選ばない限り、今も新規の連邦学生ローン借り手にまず適用される既定のプランです。

所得連動型返済プランはその後に生まれた仕組みで、固定額の返済がわずかな所得に対して重すぎる負担になってしまう借り手のための緩衝材として導入されました。固定額ではなく所得や家族構成に応じて毎年返済額が再計算され、返済期間を20年や25年まで延ばし、残った残高が免除される場合もあります。ただしその柔軟性と引き換えに予測可能性は失われやすく、対象条件や返済額の計算式、免除の条件は訴訟や度重なる連邦規則の変更の対象になり続けており、裁判所の差止命令により登録や免除手続きが一時的に止まったこともあります。

こうした変動の激しさこそが、本ツールのような標準的な元利均等返済の計算機に今も明確な役割がある理由です。固定額返済の計算式そのものは何十年も変わっておらず、今後学生ローン政策がどう動いても影響を受けません。最終的に別の返済プランを選ぶ借り手にとっても、ローンの実際のコストを理解し追加返済の効果を比較するための、信頼できる基準として使えます。

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