車の下取り価格シミュレーター(減価償却の推移計算)
新車・中古車の購入価格を入力すると、初年度に大きく値下がりし2年目以降は緩やかに逓減する一般的な減価曲線に基づいて、将来の下取り価格・資産価値の推移を年単位で試算します。
車の減価償却(資産価値の減少)とは
車は購入直後から価値が下がり始め、とくに新車は登録直後の1年間で大きく値下がりする傾向があります。これは新車が「新古車」扱いになることや、モデルイヤーの切り替わりによって型落ち感が生まれることなどが影響しています。2年目以降は下落幅が緩やかになり、年を追うごとに減価のペースが逓減していくのが一般的な傾向です。
本ツールは、購入価格・初年度の減価率・2年目以降の減価率・試算する年数を入力すると、この一般的な減価曲線に基づいて将来の推定下取り価格・資産価値の推移を年単位で試算します。買い替えのタイミングの検討や、リセールバリューを踏まえた車種選びの参考にご活用ください。
使い方
- 購入価格を入力する 新車・中古車の購入時の価格(税込・オプション込みの総額がおすすめ)を入力します
- 初年度の減価率を確認・調整する 目安は20%前後です。車種・人気度によって変動するため、わかる範囲で調整してください
- 2年目以降の減価率を確認・調整する 目安は10〜15%前後です。年式が新しいほど緩やかな傾向があります
- 試算する年数を入力する 買い替えを検討している年数(例: 5年後)を入力すると、その時点の推定下取り価格が分かります
使いこなすためのヒント
- 一般的に新車は登録から3年以内に購入価格の40〜50%程度まで価値が下がるとされています。買い替えサイクルを検討する際の目安にしてみてください。
- 同じ車種でも、人気カラー・グレード・オプションの有無によって下取り価格は変わります。
- 自動車ローンを組んでいる場合は、下取り価格がローン残債を下回る「オーバーローン」の状態にならないか確認しておくと安心です。
- 正確な下取り価格を知りたい場合は、複数の買取業者から見積もりを取る一括査定サービスの利用もおすすめです。
活用シーン
買い替えのタイミングを検討する
数年後の推定下取り価格を確認し、買い替えのタイミングやローンの残債とのバランスを検討する材料になります
リセールバリューを踏まえた車種選びの参考にする
減価率を変えて比較することで、値下がりが緩やかな車種を選ぶ際の目安になります
自動車ローンの残債と比較する
自動車ローン計算ツールで試算した返済スケジュールと組み合わせることで、下取り価格がローン残債を上回るタイミングを把握できます
用語集
- 初年度大幅減価
- 新車が納車・登録された直後から1年目にかけて、価値が大きく下がる現象です。新古車扱いになることや、次のモデルイヤーへの切り替わりなどが主な要因です。
- 逓減(ていげん)
- 年を追うごとに減少する割合や量が徐々に小さくなっていくことです。車の資産価値は初年度に大きく下がった後、2年目以降は逓減しながら緩やかに下がっていく傾向があります。
- 残存価値(レジデュアルバリュー)
- 一定期間経過した時点で残っている資産価値のことです。カーリースの残価設定や、下取り価格の目安を考える際の基準になります。
- 下取り価格
- 新しい車を購入する際に、販売店が今乗っている車を買い取る価格のことです。市場の需給や車の状態によって、一般的な減価曲線から前後することがあります。
よくある質問
余談ですが ― 車の資産価値と「新古車」
新車を購入して登録した瞬間から、その車は中古車市場では「新古車」として扱われるようになります。走行距離がほとんどゼロであっても、一度でも所有者の名義になった車は新車と同じ価格では売れなくなるため、登録直後から資産価値が大きく下がってしまうのです。この現象は自動車業界で古くから知られており、「新車は買った瞬間に価値が落ちる」という言い回しもよく使われています。
ただし、すべての車が同じペースで値下がりするわけではありません。生産数が限られた人気車種や、丁寧に手入れされたクラシックカーの一部は、時間が経つにつれて逆に価値が上がることもあります。一般的な量産車であっても、リセールバリュー(再販時の価値の残りやすさ)が高いと評価される車種は下落幅が小さく、逆に人気が落ち着いた車種や電動化の過渡期にあるモデルは下落幅が大きくなりやすい傾向があります。
買い替えを前提に車を選ぶ場合は、購入時の価格だけでなく、数年後にどれくらいの価値が残りそうかという視点を持っておくと、実質的な負担額を抑えやすくなります。