インフレ計算

年間インフレ率と期間を入力して、将来の実質購買力をシミュレーションします。物価上昇が資産の価値をどれだけ目減りさせるかを可視化します。

現在の金額
年間インフレ率
%
期間
実質購買力
{{ fmt(result.realValue) }}
購買力の目減り額
−{{ fmt(result.lossAmount) }}
購買力の減少率
−{{ fmtRate(result.lossRate) }}%
実質購買力: {{ (result.realValue / amount * 100).toFixed(0) }}% 購買力の目減り額: {{ (result.lossAmount / amount * 100).toFixed(0) }}%
実質購買力 必要名目金額
{{ row.year }} {{ fmt(row.realValue) }} {{ fmt(row.nominalNeeded) }}

100万円の実質購買力(インフレ率別)

100万円を保有した場合、各インフレ率・期間での実質購買力(現在の円価値換算)。

期間 \ インフレ率 1% 2% 3% 5%
1年 990,099 980,392 970,874 952,381
5年 951,466 905,731 862,609 783,526
10年 905,287 820,348 744,094 613,913
20年 819,544 672,971 553,676 376,889
30年 741,923 552,071 411,987 231,377
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インフレ計算とは

インフレ計算は、現在の金額が将来どれだけの「実質購買力」を持つかを、想定した年間インフレ率と期間から算出するツールです。物価が上昇し続けると、同じ金額で買えるものは年々少なくなります。この目減り分を数値とグラフで可視化することで、長期の資産計画やライフプランを立てる際の参考にできます。

計算はあくまで指定した年間インフレ率が期間中一定で続くという前提のシミュレーションです。実際のインフレ率は年によって変動するため、複数のシナリオ(例: 年率1%・2%・3%)で試算して幅を持たせて見積もることをおすすめします。

インフレ計算の使い方

  1. 現在の金額を入力する 将来の購買力を知りたい元本(現金・預金など)の金額を入力します。
  2. 想定する年間インフレ率を入力する 日本銀行の目標である年率2%など、想定するインフレ率を入力します。
  3. 期間を入力する 何年後の購買力を知りたいかを年数で入力します。
  4. 結果とグラフを確認する 実質購買力・目減り額・減少率が表示され、年別シミュレーション表とグラフで推移を確認できます。

使いこなすためのヒント

  • 日本銀行は 年率 2% の物価安定目標を掲げています。この水準では購買力が半減するまで約 36 年かかります(72の法則: 72 ÷ 2 = 36)。
  • 72の法則:購買力が半分になるまでの年数は「72 ÷ インフレ率」で概算できます。年率 3% なら約 24 年、年率 5% なら約 14 年が目安です。
  • 長期投資では名目リターンからインフレ率を引いた 実質リターン が重要です。年率 5% の運用でも年率 3% のインフレ下では実質リターンは約 2% に留まります。
  • 定期預金やタンス預金は名目元本こそ維持されますが、インフレ下では実質的に資産が目減り します。

インフレ計算の活用シーン

老後資金の目標額の見直し

定年までの期間が長いほどインフレの影響は大きくなるため、名目の目標額だけでなく実質的な購買力で老後資金を見積もれます。

現金・預金のリスクの把握

金利がほぼつかない預金や現金保有が、インフレ下でどの程度実質的に価値を失うかを具体的な金額で確認できます。

投資リターンの目標設定

インフレ率を上回るリターンを得られなければ実質的に資産が減っていくことを踏まえ、投資計画の目標リターンを検討する材料になります。

賃金交渉・給与の実質的な変化の確認

昇給率がインフレ率を下回ると実質的な収入は減少します。名目の昇給額だけでなく実質的な価値の変化を把握する参考になります。

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用語集

実質購買力
名目金額ではなく、そのお金で実際に何を買えるかという購買力を現在の価値に換算した金額です。インフレが進むほど同じ名目金額の実質購買力は下がります。
名目金額
物価変動を考慮しない、表示されているそのままの金額のことです。実質購買力と対になる概念です。
72の法則
資産や物価が2倍(または半分)になるまでの年数を「72 ÷ 年率」で概算する経験則です。年率2%なら約36年で購買力が半分になります。
実質リターン
投資の名目リターンからインフレ率を引いた、実質的な資産の増加率です。名目リターンが高くてもインフレ率が高ければ実質リターンは小さくなります。
消費者物価指数(CPI)
総務省統計局が毎月公表する、家計が購入する商品・サービスの価格変動を示す指数です。インフレ率の実測値として広く参照されます。

よくある質問

総務省統計局が毎月公表する「消費者物価指数(CPI)」で確認できます。日本銀行の目標は年率 2%(前年比)です。

名目金額ではなく、そのお金で 実際に何を買えるか の能力を現在の価値で表したものです。インフレが進むと同じ金額でも買えるものが減るため、実質購買力は低下します。

株式・不動産・インフレ連動債などの インフレに強い資産 に分散投資することが一般的な対策です。現金のみの保有はインフレリスクにさらされます。このツールはあくまで概算シミュレーションです。投資は自己責任でご判断ください。
ツールくん

余談ですが ― ハイパーインフレと円の歴史

戦後日本(1945〜1948年)は年率 100〜500% を超えるハイパーインフレを経験しました。終戦直後の 1945年に 100円だったものが 1949年には 100倍以上の価格になったとされます。ドッジ・ラインによる財政緊縮と朝鮮戦争特需がインフレを収束させるまで、預金封鎖や新円切替も断行されました。

一方、1990年代後半から続いた デフレ の時代は逆の問題をもたらしました。物価が下がり続けるため消費が先送りされ、経済成長が停滞する「デフレスパイラル」は日本経済を長期間にわたり苦しめました。インフレとデフレは対照的ですが、どちらも行き過ぎれば経済に大きなダメージを与えます。

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