洗濯表示一覧|洗濯マークの意味を記号から調べる(2024年改正対応)

洗濯表示(洗濯マーク)43種類の意味を一覧で確認できます。服のタグの記号を選ぶだけで、家庭洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの扱い方をまとめて表示。2024年8月のJIS L 0001改正(手洗い30℃・スチームなしアイロンの追加、アイロン温度の変更)に対応しています。

洗濯表示の一覧(43種類・2024年改正後)

消費者庁が公表している「令和6年8月20日以降に表示する記号」の表と同じ並び・番号で、すべての記号と意味を掲載しています。記号が示すのは「この条件まで(またはそれより弱い条件で)処理できる」という上限です。

家庭洗濯

記号 番号 記号の意味
95 190 液温は95℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
70 170 液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
60 160 液温は60℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
60 161 液温は60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
50 150 液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
50 151 液温は50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
40 140 液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
40 141 液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
40 142 液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
30 130 液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
30 131 液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
30 132 液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
110 液温は40℃を限度とし、手洗いができる
111 液温は30℃を限度とし、手洗いができる
100 家庭での洗濯禁止

漂白

記号 番号 記号の意味
220 塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる
210 酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は使用禁止
200 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止

タンブル乾燥

記号 番号 記号の意味
320 タンブル乾燥ができる(排気温度上限80℃)
310 低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60℃)
300 タンブル乾燥禁止

自然乾燥

記号 番号 記号の意味
440 つり干しがよい
445 日陰のつり干しがよい
430 ぬれつり干しがよい
435 日陰のぬれつり干しがよい
420 平干しがよい
425 日陰の平干しがよい
410 ぬれ平干しがよい
415 日陰のぬれ平干しがよい

アイロン

記号 番号 記号の意味
530 底面温度210℃を限度としてアイロン仕上げができる
520 底面温度160℃を限度としてアイロン仕上げができる
510 底面温度120℃を限度としてアイロン仕上げができる
511 底面温度120℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
500 アイロン仕上げ禁止

ドライクリーニング

記号 番号 記号の意味
P 620 パークロロエチレン又はジブトキシメタン若しくは石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによるドライクリーニングができる
P 621 パークロロエチレン又はジブトキシメタン若しくは石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによる弱いドライクリーニングができる
F 610 石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによるドライクリーニングができる
F 611 石油系溶剤又はデカメチルペンタシクロシロキサンによる弱いドライクリーニングができる
600 ドライクリーニング禁止

ウエットクリーニング

記号 番号 記号の意味
W 710 ウエットクリーニングができる
W 711 弱い操作によるウエットクリーニングができる
W 712 非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる
W 700 ウエットクリーニング禁止

出典: 消費者庁「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について ―衣類等の洗濯表示が変わります―」(令和6年8月20日)別紙。記号の図は同じ構成要素(形・点・線・×)で描いた図示であり、正式な図柄は JIS L 0001 を参照してください。

消費者庁「新しい洗濯表示」(公式ページ)

洗濯表示一覧とは

このページでは、衣類のタグに付いている洗濯表示(取扱い絵表示)43種類の意味を、一覧と記号選択の2つの方法で調べられます。洗濯表示は、家庭洗濯・漂白・タンブル乾燥・自然乾燥・アイロン・ドライクリーニング・ウエットクリーニングの7種類の基本記号に、数字・点・線・×などの付加記号を組み合わせて作られています。タグの記号を上から順に選ぶと、洗濯機で洗えるか、漂白剤や乾燥機を使ってよいか、アイロンの温度はどこまでかをまとめて表示するので、記号を1つずつ調べる手間がかかりません。

日本の洗濯表示は2016年12月に国際規格(ISO 3758)に合わせたJIS L 0001へ切り替わり、2024年8月20日にはISO 3758の改正に合わせてさらに一部が変わりました。手洗い30℃とスチームなしアイロンの2つの記号が加わって43種類になり、アイロンの温度の上限は200・150・110℃から210・160・120℃へ引き上げられています。この一覧は、消費者庁が公表している改正後の表と同じ番号・並びで作っています。

洗濯表示一覧の使い方

  1. 服のタグの記号を確かめる 洗濯表示は首の後ろや脇の縫い目に付いたタグに、左から洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの順で並んでいることが多いです。記号の外枠の形(おけ・三角・四角・アイロン・円)で種類がわかります。
  2. 種類ごとに同じ記号を選ぶ 「服のタグの記号から調べる」で、種類ごとにタグと同じ形の記号を押します。タグに無い種類は「なし」のままで構いません。押し直すと選択を外せます。
  3. 洗い方のまとめを読む 選んだ記号の意味が、洗濯から順に並んで表示されます。数字は液温の上限、点の数は温度の段階、下線は「弱い」「非常に弱い」処理を表します。
  4. 家族と共有する・一覧で詳しく確かめる まとめは「結果をコピー」やLINEで家族に送れます。似た記号の違いを確かめたいときは、下の一覧表で同じ種類の記号を見比べてください。

使いこなすためのヒント

  • 記号が示すのは「ここまでなら大丈夫」という上限です。40℃の記号なら30℃や水で洗ってもよく、迷ったら弱いほうを選ぶのが安全です。
  • おけの下の線は1本で「弱い」、2本で「非常に弱い」洗濯です。洗濯機のおしゃれ着コースやドライコース、洗濯ネットの使用が目安になります。
  • 記号の横に「洗濯ネット使用」「裏返しにして洗う」などの言葉が書かれていることがあります。記号で表せない注意なので、あわせて守ってください。
  • 2016年11月以前に作られた服には、日本独自の旧表示(「手洗イ」「弱」などの文字が入った記号)が付いていることがあります。旧表示は「この方法がよい」という推奨で、新表示の「上限」とは考え方が違います。

洗濯表示一覧の活用シーン

新しく買った服を初めて洗うとき

ニットやブラウスなど、洗濯機で洗ってよいか迷う服は、タグの記号を選ぶだけで家庭洗濯の可否と注意点がわかります。縮みや型崩れを防げます。

漂白剤や乾燥機を使う前の確認

シミ抜きで漂白剤を使う前や、ドラム式の乾燥機能を使う前に、三角や四角の記号を確かめられます。塩素系と酸素系の違いもすぐにわかります。

海外で買った服や海外通販の服

洗濯表示は国際規格に合わせているため、海外の服のタグも同じ記号で読めます。言葉がわからなくても、記号から扱い方を確かめられます。

クリーニングに出すか迷ったとき

P・F・Wの円の記号で、ドライクリーニングやウエットクリーニングの可否がわかります。家庭で洗えない服をお店に出すときの判断材料になります。

洗濯表示の用語集

タンブル乾燥
洗濯物を回転させながら温風で乾かす方式で、家庭用の衣類乾燥機やドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能がこれに当たります。四角の中の円で表し、点の数で温度の上限を示します。
ぬれ干し
洗濯機での脱水や手で絞ることをせず、ぬれたまま干すことです。自然乾燥の記号で線が2本のものが「ぬれつり干し」「ぬれ平干し」を表します。
ウエットクリーニング
クリーニング店が特殊な技術で行う、プロの水洗いと仕上げまでを含む洗濯です。円の中のWで表し、ドライクリーニング(P・F)とは別の記号です。
酸素系漂白剤
過炭酸ナトリウムや過酸化水素を主成分とする漂白剤で、塩素系より穏やかに作用し色柄物にも使えるものが多いです。三角に斜線2本の記号は、酸素系だけが使えることを表します。
付加記号
基本記号に添えて処理の強さや温度、禁止を表す記号です。数字(液温)、点(温度の段階)、下線(弱い処理)、×(禁止)、斜線(日陰)などがあります。

洗濯表示のよくある質問

2024年8月20日のJIS L 0001改正で、手洗い30℃とスチームなしのアイロン(120℃まで)の2つの記号が加わり、43種類になりました。アイロンの温度の上限は210・160・120℃に引き上げられ、ドライクリーニングに使える溶剤も追加されています。

2016年11月以前の服には、日本独自の旧表示(文字の入った記号)が付いていることがあります。意味は旧表示のまま有効ですが、旧表示は推奨の方法、新表示は上限という違いがあります。改正前の新表示(アイロン200℃など)の服も、経過措置で2025年8月まで販売されていました。

洗濯に使う水の温度(液温)の上限です。40なら40℃まで、30なら30℃までのお湯や水で洗えます。洗濯機の設定温度ではなく、洗う水の温度の目安です。

記号の意味は「手洗いができる」で、洗濯機の使用は想定されていません。洗濯機に手洗いコースがある場合は使えることもありますが、まずは衣類メーカーの付記や洗濯機の説明書を確認してください。

家庭での洗濯ができないという意味です。クリーニングの記号(P・F・W)があれば、クリーニング店に相談してください。
ツールくん

余談ですが ― 洗濯表示が「推奨」から「上限」に変わった理由

日本の洗濯表示は、2016年11月まで日本独自の規格(JIS L 0217)で、記号は22種類でした。洗濯おけの中に「手洗イ」「弱」といったカタカナや漢字が書き込まれ、意味も「この方法で洗うのがよい」という推奨の形をとっていました。日本語が読める人には親切でしたが、海外で作られた服には国際規格の記号が付いているため、国内向けに付け替える手間がかかっていました。

2016年12月からは国際規格(ISO 3758)にそろえたJIS L 0001へ切り替わり、記号は41種類に増えました。大きく変わったのは考え方で、新しい記号は「この条件まで、またはそれより弱い条件で処理できる」という上限を表します。メーカーが最適な方法を指示するのではなく、超えてはいけない線を示し、その範囲で選ぶのは使う人という考え方です。そのため、記号で伝えきれない注意は「洗濯ネット使用」などの言葉で添えることになっています。

さらに2023年12月にISO 3758が改正され、日本でも2024年8月20日にJIS L 0001が改正されました。手洗い30℃とスチームなしアイロンの記号が加わって43種類になり、アイロンの温度の上限は10℃ずつ引き上げられました。ドライクリーニングの溶剤には、環境への配慮から使われ始めた新しい溶剤が加えられています。服のタグの小さな記号は、世界の洗濯事情に合わせて少しずつ更新され続けています。