モールス信号デコーダー(モールス信号→テキスト変換・早見表付き)

モールス信号(トン・ツーの点と線)を入力すると、対応する英数字・記号のテキストに即座に変換します。文字と符号の対応がわかる早見表つきで、無料・登録不要ですぐ使えます。

国際モールス符号 早見表

文字 符号 文字 符号
A .- B -...
C -.-. D -..
E . F ..-.
G --. H ....
I .. J .---
K -.- L .-..
M -- N -.
O --- P .--.
Q --.- R .-.
S ... T -
U ..- V ...-
W .-- X -..-
Y -.-- Z --..
0 ----- 1 .----
2 ..--- 3 ...--
4 ....- 5 .....
6 -.... 7 --...
8 ---.. 9 ----.
. .-.-.- , --..--
? ..--.. ' .----.
! -.-.-- / -..-.
( -.--. ) -.--.-
& .-... : ---...
; -.-.-. = -...-
+ .-.-. - -....-
_ ..--.- " .-..-.
$ ...-..- @ .--.-.

モールス信号デコーダーとは

モールス信号デコーダーは、ドット(トン)とダッシュ(ツー)で書かれたモールス信号を入力するだけで、対応する英数字・記号のテキストに変換するツールです。国際モールス符号の早見表もあわせて掲載しているので、変換結果と符号の対応をその場で確認できます。

アマチュア無線や海事・航空無線の学習、クイズやパズルの解読、SOSなどの有名な符号の意味確認まで、モールス信号を読み解く場面で幅広く活用できます。

モールス信号デコーダーの使い方

  1. モールス信号を入力する 1文字ごとに半角スペースで区切ってモールス信号を入力します。
  2. 単語の区切りを入れる 単語をまたぐ場合はスラッシュ(/)または連続スペースで区切ります。
  3. デコード結果を確認する 入力すると同時に対応するテキストが表示されます。
  4. 結果をコピーする コピーボタンで変換結果をそのままクリップボードに保存できます。

使いこなすためのヒント

  • 入力フォーマットは「1文字ごとに半角スペース区切り、単語の区切りは / または連続する2個以上のスペース」です(例: `.... ..` は「HI」、単語をまたぐ場合は `... --- ... / .... . .-.. .--.` のように / で区切ります)。
  • サンプルボタン(SOS・HELLO)を押すと、正しい入力フォーマットの例がテキストエリアに自動で入力されます。初めて使う場合はまずボタンを押して形式を確認してください。
  • テーブルに存在しない符号(打ち間違いなど)は `?` に置き換えて表示されるため、どの文字が読み取れなかったか一目でわかります。
  • 出力は常に大文字になります。モールス信号自体に大文字・小文字の区別はないため、これは実際の国際モールス符号の仕様に沿った挙動です。
  • 下の早見表は文字→符号の対応です。逆方向(テキスト→モールス信号)に変換したい場合は「モールス信号エンコーダー」ツールを使ってください。

モールス信号デコーダーの活用シーン

アマチュア無線の学習

受信した符号を素早くテキストに変換し、CW(モールス通信)の練習や答え合わせに使えます。

クイズ・脱出ゲームの解読

謎解きやゲーム内で出てくるモールス信号を、その場で読み解いて次のヒントに進めます。

映画・ドラマに出てくる符号の確認

作品中に登場するモールス信号のメッセージが何を意味しているのか、視聴しながら確認できます。

防災・サバイバル知識の学習

SOSなど非常時に使われる基本的な符号を実際に入力しながら覚えられます。

モールス信号の用語集

モールス信号
短い信号(トン)と長い信号(ツー)の組み合わせで文字を表す通信方式です。1830年代にサミュエル・モールスらが考案しました。
国際モールス符号
各国で使われるモールス符号を統一した国際規格です。本ツールの早見表もこの規格に基づいています。
電鍵
モールス信号を送信するために使う操作装置です。押す長さによってトンとツーを打ち分けます。
CW(Continuous Wave)
モールス信号による無線通信の通称です。アマチュア無線の世界で現在も使われています。
SOS
国際的な遭難信号として使われたモールス符号「···---···」です。覚えやすいリズムから緊急時の合図として広く知られています。

よくある質問

このツールでは、単語の区切りをスラッシュ(/)または連続する2個以上の半角スペースのどちらでも認識します。国際的な慣習では単語間を「7単位分の間隔」(文字間の3倍)とすることが多く、テキストで表現する際にスラッシュを使うのが一般的です。

モールス信号そのものに大文字・小文字の区別はありません。そのためこのツールのデコード結果は常に大文字で出力されます。テキストをモールス信号化する際も、大文字・小文字を区別せず同じ符号が使われます。

はい。アルファベット26文字・数字10文字に加え、ピリオドやカンマ、疑問符などの主要な記号にも国際モールス符号の対応表が定められています。本ツールの早見表にすべて掲載しているので参照してください。

対応表に存在しない `.`/`-` の並びが入力された場合、その文字は ? に置き換えられます。読み飛ばさずに表示することで、入力ミスの位置を特定しやすくしています。

商用の通信手段としては1999年に国際的な海上遭難信号(SOS)としての義務的な運用が終了しましたが、アマチュア無線の世界では現在も現役の通信方式として使われ続けています。
ツールくん

余談ですが ― 「耳で聞いて」解読する技術

本来モールス信号は、紙に書かれた点と線の並びを目で追って解読するものではなく、電鍵から発せられる「トン・ツー」という音のリズムを耳で聞いて瞬時に文字へ変換する技術でした。熟練した電信技士は、1文字ずつ符号表を思い浮かべるのではなく、文字や単語のまとまりを「音の模様(サウンドパターン)」として直接認識していたと言われています。これは外国語のリスニングが上達すると、単語を1音ずつ翻訳せず意味のまとまりとして直接理解できるようになる過程と似ています。

このため無線通信士の養成課程では、符号表の暗記だけでなく「聞き取り訓練」に多くの時間が割かれてきました。日本の海事・航空無線の資格試験でも、かつては送受信の実技(電気通信術)が必須科目とされていました。

現在でも、多くの国のアマチュア無線技士免許において、モールス信号(CW: Continuous Wave)の運用技能が上級資格の取得条件や独自の魅力として位置づけられています。緊急時にごく小さな電力・簡易な設備でも長距離通信が可能という実用上の利点に加え、100年以上前から変わらない符号体系を使いこなす技能そのものが、無線愛好家にとって一種の伝統芸能的な価値を持ち続けているのも興味深い点です。