ガス料金計算ツール
1ヶ月の使用量と都市ガス/プロパンガスの種別を入力すると、基本料金と従量料金からなる料金体系に基づき、月額ガス代の目安を試算できます。都市ガスとプロパンガスの料金差の理由も解説。
使い方のヒント
- 検針票やガス会社のマイページに記載されている「使用量(㎥)」をそのまま入力すると、実際の請求額に近い金額を試算できます。
- 冬場は給湯・暖房でガス使用量が夏場の2〜3倍に増える家庭が多く、月によって料金が大きく変動します。季節ごとに試算し直すと年間の目安をつかみやすくなります。
- プロパンガスから都市ガスへの切り替えを検討する場合、都市ガス導管の整備エリアかどうかを事前にガス会社へ確認する必要があります。
- 同じプロパンガスでも販売店によって単価が大きく異なります。契約中の検針票の単価と、本ツールの参考単価を見比べて割高でないか確認してみましょう。
よくある質問
余談ですが ― 都市ガスとプロパンガスを分ける「インフラの有無」
日本国内で都市ガスとプロパンガスが併存しているのは、地下に張り巡らされたガス導管網(インフラ)の整備状況の差が根本的な理由です。都市部では戦後から段階的に導管網が整備されてきましたが、山間部や新興住宅地の一部など、導管を敷設するコストに見合わない地域では今もプロパンガスが主流です。導管という固定インフラを一度整備してしまえば、都市ガスは大量供給によるスケールメリットを長期間享受できますが、プロパンガスは各戸へのボンベ配送という変動費が構造的に発生し続けます。
価格体系にも本質的な違いがあります。都市ガスは公共料金に準じる性格を持ち、各ガス会社が経済産業省への届出等の手続きを経て料金を設定するため、地域内では比較的統一された料金体系になります。一方プロパンガスは自由料金制のため、同じ地域内でも販売店によって単価が数十円/㎥単位で異なることが珍しくなく、消費者側が複数社を比較する努力をしないと割高な契約のまま気づかないケースもあります。
近年は災害時の観点からもプロパンガスが見直されています。都市ガスは大規模な導管網が地震等で被災すると復旧に時間がかかる一方、プロパンガスは各戸に独立したボンベを設置する分散型のインフラであるため、供給停止のリスクが局所化されやすいという特性があります。実際に過去の大規模地震では、プロパンガス利用世帯の方が早期に炊事・給湯を再開できた例が報告されています。