IPv6 CIDR早見表 - プレフィックス長ごとのアドレス数一覧【無料】

/0〜/128の全プレフィックス長について、含まれるIPv6アドレス数と/64サブネット換算数を一覧表示。必要なサブネット数を入力すると最適なプレフィックス長を自動判定します。

IPv6 CIDR早見表(/0〜/128)

各プレフィックス長のホストビット数・総アドレス数・含まれる/64サブネット数の一覧です。

プレフィックス ホストビット数 総アドレス数 /64サブネット数 代表的な用途
/0 128 340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456 18,446,744,073,709,551,616 全アドレス空間(理論値、実際に割り当てられることはない)
/1 127 170,141,183,460,469,231,731,687,303,715,884,105,728 9,223,372,036,854,775,808
/2 126 85,070,591,730,234,615,865,843,651,857,942,052,864 4,611,686,018,427,387,904
/3 125 42,535,295,865,117,307,932,921,825,928,971,026,432 2,305,843,009,213,693,952 グローバルユニキャストアドレス全体(2000::/3)
/4 124 21,267,647,932,558,653,966,460,912,964,485,513,216 1,152,921,504,606,846,976
/5 123 10,633,823,966,279,326,983,230,456,482,242,756,608 576,460,752,303,423,488
/6 122 5,316,911,983,139,663,491,615,228,241,121,378,304 288,230,376,151,711,744
/7 121 2,658,455,991,569,831,745,807,614,120,560,689,152 144,115,188,075,855,872 ユニークローカルアドレス全体(fc00::/7、IPv4のプライベートアドレスに相当)
/8 120 1,329,227,995,784,915,872,903,807,060,280,344,576 72,057,594,037,927,936
/9 119 664,613,997,892,457,936,451,903,530,140,172,288 36,028,797,018,963,968
/10 118 332,306,998,946,228,968,225,951,765,070,086,144 18,014,398,509,481,984 リンクローカルアドレス全体(fe80::/10)
/11 117 166,153,499,473,114,484,112,975,882,535,043,072 9,007,199,254,740,992
/12 116 83,076,749,736,557,242,056,487,941,267,521,536 4,503,599,627,370,496
/13 115 41,538,374,868,278,621,028,243,970,633,760,768 2,251,799,813,685,248
/14 114 20,769,187,434,139,310,514,121,985,316,880,384 1,125,899,906,842,624
/15 113 10,384,593,717,069,655,257,060,992,658,440,192 562,949,953,421,312
/16 112 5,192,296,858,534,827,628,530,496,329,220,096 281,474,976,710,656
/17 111 2,596,148,429,267,413,814,265,248,164,610,048 140,737,488,355,328
/18 110 1,298,074,214,633,706,907,132,624,082,305,024 70,368,744,177,664
/19 109 649,037,107,316,853,453,566,312,041,152,512 35,184,372,088,832
/20 108 324,518,553,658,426,726,783,156,020,576,256 17,592,186,044,416
/21 107 162,259,276,829,213,363,391,578,010,288,128 8,796,093,022,208
/22 106 81,129,638,414,606,681,695,789,005,144,064 4,398,046,511,104
/23 105 40,564,819,207,303,340,847,894,502,572,032 2,199,023,255,552
/24 104 20,282,409,603,651,670,423,947,251,286,016 1,099,511,627,776
/25 103 10,141,204,801,825,835,211,973,625,643,008 549,755,813,888
/26 102 5,070,602,400,912,917,605,986,812,821,504 274,877,906,944
/27 101 2,535,301,200,456,458,802,993,406,410,752 137,438,953,472
/28 100 1,267,650,600,228,229,401,496,703,205,376 68,719,476,736
/29 99 633,825,300,114,114,700,748,351,602,688 34,359,738,368
/30 98 316,912,650,057,057,350,374,175,801,344 17,179,869,184
/31 97 158,456,325,028,528,675,187,087,900,672 8,589,934,592
/32 96 79,228,162,514,264,337,593,543,950,336 4,294,967,296 大規模ISP・キャリアへのRIRからの一般的な最小割り当て単位
/33 95 39,614,081,257,132,168,796,771,975,168 2,147,483,648
/34 94 19,807,040,628,566,084,398,385,987,584 1,073,741,824
/35 93 9,903,520,314,283,042,199,192,993,792 536,870,912
/36 92 4,951,760,157,141,521,099,596,496,896 268,435,456
/37 91 2,475,880,078,570,760,549,798,248,448 134,217,728
/38 90 1,237,940,039,285,380,274,899,124,224 67,108,864
/39 89 618,970,019,642,690,137,449,562,112 33,554,432
/40 88 309,485,009,821,345,068,724,781,056 16,777,216
/41 87 154,742,504,910,672,534,362,390,528 8,388,608
/42 86 77,371,252,455,336,267,181,195,264 4,194,304
/43 85 38,685,626,227,668,133,590,597,632 2,097,152
/44 84 19,342,813,113,834,066,795,298,816 1,048,576
/45 83 9,671,406,556,917,033,397,649,408 524,288
/46 82 4,835,703,278,458,516,698,824,704 262,144
/47 81 2,417,851,639,229,258,349,412,352 131,072
/48 80 1,208,925,819,614,629,174,706,176 65,536 一般的な組織・企業への標準的な割り当て(1組織=1個の/48という設計指針)
/49 79 604,462,909,807,314,587,353,088 32,768
/50 78 302,231,454,903,657,293,676,544 16,384
/51 77 151,115,727,451,828,646,838,272 8,192
/52 76 75,557,863,725,914,323,419,136 4,096
/53 75 37,778,931,862,957,161,709,568 2,048
/54 74 18,889,465,931,478,580,854,784 1,024
/55 73 9,444,732,965,739,290,427,392 512
/56 72 4,722,366,482,869,645,213,696 256 家庭・小規模オフィス向けにISPが割り当てることが多いサイズ
/57 71 2,361,183,241,434,822,606,848 128
/58 70 1,180,591,620,717,411,303,424 64
/59 69 590,295,810,358,705,651,712 32
/60 68 295,147,905,179,352,825,856 16 小規模拠点向けの割り当て例
/61 67 147,573,952,589,676,412,928 8
/62 66 73,786,976,294,838,206,464 4
/63 65 36,893,488,147,419,103,232 2
/64 64 18,446,744,073,709,551,616 1 標準的な1サブネット(SLAAC・EUI-64によるアドレス自動生成に必要な最小単位)
/65 63 9,223,372,036,854,775,808 —
/66 62 4,611,686,018,427,387,904 —
/67 61 2,305,843,009,213,693,952 —
/68 60 1,152,921,504,606,846,976 —
/69 59 576,460,752,303,423,488 —
/70 58 288,230,376,151,711,744 —
/71 57 144,115,188,075,855,872 —
/72 56 72,057,594,037,927,936 —
/73 55 36,028,797,018,963,968 —
/74 54 18,014,398,509,481,984 —
/75 53 9,007,199,254,740,992 —
/76 52 4,503,599,627,370,496 —
/77 51 2,251,799,813,685,248 —
/78 50 1,125,899,906,842,624 —
/79 49 562,949,953,421,312 —
/80 48 281,474,976,710,656 —
/81 47 140,737,488,355,328 —
/82 46 70,368,744,177,664 —
/83 45 35,184,372,088,832 —
/84 44 17,592,186,044,416 —
/85 43 8,796,093,022,208 —
/86 42 4,398,046,511,104 —
/87 41 2,199,023,255,552 —
/88 40 1,099,511,627,776 —
/89 39 549,755,813,888 —
/90 38 274,877,906,944 —
/91 37 137,438,953,472 —
/92 36 68,719,476,736 —
/93 35 34,359,738,368 —
/94 34 17,179,869,184 —
/95 33 8,589,934,592 —
/96 32 4,294,967,296 —
/97 31 2,147,483,648 —
/98 30 1,073,741,824 —
/99 29 536,870,912 —
/100 28 268,435,456 —
/101 27 134,217,728 —
/102 26 67,108,864 —
/103 25 33,554,432 —
/104 24 16,777,216 —
/105 23 8,388,608 —
/106 22 4,194,304 —
/107 21 2,097,152 —
/108 20 1,048,576 —
/109 19 524,288 —
/110 18 262,144 —
/111 17 131,072 —
/112 16 65,536 —
/113 15 32,768 —
/114 14 16,384 —
/115 13 8,192 —
/116 12 4,096 —
/117 11 2,048 —
/118 10 1,024 —
/119 9 512 —
/120 8 256 —
/121 7 128 —
/122 6 64 —
/123 5 32 —
/124 4 16 —
/125 3 8 —
/126 2 4 —
/127 1 2 — ポイントツーポイントリンク専用(RFC 6164、ルーター間の2アドレスのみ)
/128 0 1 — 単一ホストアドレス(ループバック等)

/64サブネット数は、そのブロックに含まれる標準サイズ(/64)のサブネットの個数です(プレフィックス長が65以上のブロックは/64より小さいため「―」で示します)。

IPv6アドレス空間とCIDR表記(プレフィックス長)とは

IPv6は128ビットのアドレス空間を持ち、これはIPv4(32ビット)の実に2の96乗倍という天文学的な広さです。この広大な空間をネットワーク部とホスト部に区切るのがCIDR(Classless Inter-Domain Routing)表記で、「2001:db8::/32」のように「/」に続く数値(プレフィックス長)でネットワーク部のビット数を表します。IPv4のようにサブネットマスク(255.255.255.0など)を別途表記する慣習はなく、プレフィックス長だけでブロックの大きさが一意に決まります。

IPv6の設計では、プレフィックス長が65以上の細かい割り当ては想定されておらず、/64が事実上の標準的な1サブネットサイズとして扱われます。これはSLAAC(ステートレスアドレス自動設定)がMACアドレス等から64ビットのインターフェースIDを生成する仕組み(EUI-64)を前提にしているためで、LANセグメントには必ず/64を割り当てるという運用が広く定着しています。本ツールは/0〜/128の全プレフィックス長について、含まれるアドレス総数と/64サブネット換算数を一覧化し、必要なサブネット数から逆算して最適なプレフィックス長を判定します。

IPv6 CIDR早見表の使い方

  1. 必要な/64サブネット数を把握する 拠点数・部署数・VLAN数など、これから設計するネットワークで必要になる/64サブネットの個数を見積もります。
  2. 上部の入力欄に数値を入力する 「必要な/64サブネット数から探す」欄に見積もった個数を入力すると、それを収容できる最小のプレフィックス長が自動的に判定されます。
  3. 判定結果のプレフィックス長を確認する 「/{prefix} 以上のブロックが必要です」という結果が表示されます。ISPやクラウド事業者に申請する割り当てサイズの参考にできます。
  4. 早見表で前後のプレフィックス長も比較する 判定結果の行は表内でハイライトされます。1段階上・下のプレフィックス長でアドレス数がどれだけ変わるかも合わせて確認すると、将来の拡張余地を考慮した設計がしやすくなります。

使いこなすためのヒント

  • IPv6のサブネット設計では「ホスト数」ではなく「/64サブネットがいくつ必要か」で考えるのが一般的です。SLAAC(ステートレスアドレス自動設定)が正しく動作するには、LANセグメントに/64を割り当てる必要があるためです。
  • 一般的な家庭用ISPの契約では/56や/60が、企業向けの割り当てでは/48が標準的なサイズとしてよく使われます。契約前にISPの割り当てポリシーを確認しましょう。
  • /127はルーター間のポイントツーポイントリンク専用として2015年制定のRFC 6164で正式に認められた特殊なプレフィックス長で、IPv4の/31に相当します。
  • 本ツール上部の入力欄に必要な/64サブネット数を入力すると、それを収容できる最小のプレフィックス長が自動的に判定され、下の表の該当行がハイライトされます。

IPv6 CIDR早見表が役立つ場面

社内ネットワークのIPv6アドレス設計

本社・支社・拠点ごとに必要な/64サブネット数を積み上げ、社内全体で確保すべきプレフィックス長(/48や/56など)を検討する際に使えます。

ISPからの割り当てブロックの確認

契約しているISPから通知された/56や/48のプレフィックスに、実際にいくつの/64サブネットが含まれているかを早見表ですぐに確認できます。

クラウドVPCのIPv6サブネット設計

クラウド事業者からIPv6 CIDRブロックが割り当てられた際、リージョンやアベイラビリティゾーンごとにどのプレフィックス長でサブネットを切り分けるかの検討に使えます。

ネットワーク図・提案書向けの根拠資料作成

構成図や提案書に「このプレフィックス長で何個のサブネットが確保できるか」を数値で明記したいときに、早見表の値をそのまま引用できます。

用語集

CIDR(Classless Inter-Domain Routing)
IPアドレスをネットワーク部とホスト部に区切る際に、クラス分けを使わず任意のビット数(プレフィックス長)で区切る記法です。IPv6ではこの表記のみでブロックの大きさを表します。
プレフィックス長
CIDR表記の「/」に続く数値で、アドレスの先頭から何ビットをネットワーク部として使うかを示します。数値が小さいほど広いアドレス範囲を、大きいほど狭い範囲を表します。
/64サブネット
IPv6における事実上標準の1サブネットサイズです。SLAACによるアドレス自動生成が正しく機能するために必要な最小単位で、LANセグメントには通常このサイズが割り当てられます。
IPv6アドレス空間
128ビットで表現されるIPv6全体のアドレス範囲です。IPv4(32ビット)と比べて桁違いに広く、細かい節約をせず気前よく割り当てる設計思想の前提になっています。
ホストビット数
プレフィックス長を128から引いた値で、ホスト部(アドレス末尾側)に使えるビット数です。この数値の2乗が、そのブロックに含まれる総アドレス数になります。
SLAAC(ステートレスアドレス自動設定)
DHCPのような管理サーバーを使わず、端末自身がルーターからの情報とMACアドレス等をもとにIPv6アドレスを自動生成する仕組みです。/64のサブネットを前提に設計されています。
RIR(地域インターネットレジストリ)
IPアドレスの割り当てを地域ごとに管理する組織です。ISPや大規模組織への/32・/48といったプレフィックス長の割り当て方針を定めています。

よくある質問

技術的にはIPv6にもマスクという概念自体は存在しますが、実務では使われず、プレフィックス長(/64など)のみで表現するのが一般的です。NATを前提としないIPv6では、マスクを細かく調整してアドレスを節約する必要がそもそもないためです。

SLAAC(ステートレスアドレス自動設定)が、MACアドレスなどから64ビットのインターフェースID(EUI-64)を生成してホスト部に使う仕組みを前提としているためです。/64より短いプレフィックスを個別のLANセグメントに割り当てると、この自動設定が正しく機能しなくなる可能性があります。

IPv4はNATによってプライベートアドレスをグローバルアドレスに変換して使うのが一般的ですが、IPv6は原則としてすべての端末にグローバルアドレスを直接割り当てる設計のため、NATを前提としません。またIPv4はアドレス枯渇を避けるため細かい単位(/24や/29など)で割り当てられますが、IPv6は/48や/56のようにまとまった単位で割り当てられる点も大きな違いです。

ISPやデータセンターから通知されたプレフィックス長を確認しましょう。/48や/56であれば複数の/64サブネットに分割できるため、本ツールで「いくつの/64サブネットが必要か」を入力し、余裕を持った割り当て設計になっているか確認するとよいでしょう。
ツールくん

余談ですが ― IPv6はなぜ「サブネットマスク」を使わないのか

IPv4ではサブネットマスク(255.255.255.0のような値)を使ってネットワーク部とホスト部を区切りますが、IPv6では原則としてCIDR表記のプレフィックス長(/64など)のみで表現し、任意のビット位置でマスクを区切る運用はほぼ行われません。これはIPv6の設計思想が「アドレス空間は潤沢にあるので、細かく節約する必要がない」という前提に立っているためです。

実際、IPv6のホスト部は64ビット固定という運用が事実上の標準になっています。これはSLAAC(ステートレスアドレス自動設定)がMACアドレスから64ビットのインターフェースIDを生成する仕組み(EUI-64)を前提にしているためで、/64より短いサブネットを個々のLANセグメントに割り当てると、この自動設定の仕組みが正しく機能しなくなります。

IPv4時代には「アドレスを無駄にしない」ことが至上命題でしたが、IPv6では逆に「将来の拡張性のために気前よく割り当てる」ことが推奨されます。RFCでも家庭向け回線に/56や/48という、IPv4の基準では考えられないほど大きなブロックを割り当てることが標準的な指針として示されており、この発想の転換こそがIPv4とIPv6の最も大きな違いの一つといえます。